ピエール・サンカン(Pierre Sancan)、
アルド・チッコリーニ(Aldo Ciccolini)に師事し、1981年〈ロベルト・シューマン国際コンクール〉で第1位を獲得して以降、演奏や録音、後進の指導など、幅広く活躍しているパリ国立高等音楽院の教授イヴ・アンリ(Yves Henry)が、9月12日(土)に〈パリ国立高等音楽院イヴ・アンリ教授によるピアノ・レクチャーコンサート ピアノ音楽の源〜作曲家は何処からインスピレーションを得て創作していたのか〜〉を神奈川・相模原 杜のホールはしもとで開催します。なお、前日9月11日(金)には、神奈川・相模原 もみじホール城山にて公開ピアノ・レッスン(聴講:入場無料, 申込不要)も開催されます。
今回のレクチャーコンサートは、作曲家が創作活動で得ているさまざまなインスピレーションに焦点があてられ、イヴ・アンリ教授の演奏とお話で“ピアノ音楽の源”に迫るという内容です。取りあげられるのは、作品のほとんどがピアノ独奏曲で占められ“ピアノの詩人”と呼ばれるショパン、西洋音楽史上初めてリサイタルを行なった、高い演奏技術をもつリスト、バレエ音楽も作曲し、ピアノ曲にも管弦楽法を多く取り入れた
ラヴェル、そしてオーケストラ曲からピアノ曲へとイヴ・アンリ教授がオリジナル編曲した
ボロディンの「ダッタン人の踊り」と盛りだくさん。
コンサート当日は、イヴ・アンリ教授が録音等で使用するベヒシュタインのフルコンサートピアノが、初めて杜のホールで響きます。“ビロードのような透明感のある音色”“多彩なオーケストラ楽器の音色”がどのように響くのか、期待が高まります。