グレン・グールド 2015/08/27掲載(Last Update:15/08/31 11:34)
ソニー・クラシカルより、
グレン・グールド(Glenn Gould)の全作品を網羅したCD81枚組ボックス・セット『グレン・グールド・リマスタード ザ・コンプリート・ソニークラシカル・アルバム・コレクション(81CD)』(88875032222 / 輸入盤)が発売されます。さらに、『バッハ:ゴールドベルク変奏曲』のアナログLP2枚(1955年録音: 88875091041、1981年録音: 88875102811 / いずれも輸入盤 / 分売)、ボックスからのハイライト盤CD『サウンド・オブ・グレン・グールド』(88875069952 / 輸入盤)、そしてハイレゾ音源を収録したUSB『グレン・グールド・リマスタード ザ・コンプリート・ソニークラシカル・アルバム・コレクション(44.1kHz / 24bit ハイレゾ・ファイルUSB)』(88875074755 / 輸入盤)もリリース。発売日は、ボックス・セットおよびアナログLP2枚、ハイライト盤CDは9月11日(金)、USBのみ10月30日(金)を予定しています。
グールドは、20世紀でもっとも個性的なピアニスト。1955年、23歳で録音した『バッハ: ゴールドベルク変奏曲』で衝撃的なアルバム・デビューを果たし、以来1981年に亡くなるまで、ソニー・クラシカルに精力的な録音活動を行ない、その独自の音楽解釈はクラシック音楽の演奏史に革新をもたらしました。1964年以降は公のコンサート活動をやめ、録音や放送番組を通じてのみ自分の演奏を発表し続けたという点でも、異色の存在であったといえるでしょう。
今回発売される『グレン・グールド・リマスタード ザ・コンプリート・ソニークラシカル・アルバム・コレクション(81CD)』は、グールドがソニー・クラシカルに録音し、生前に発売を認めたすべての演奏を含むボックス・セットです。DISC1〜78はグールドの演奏を収録したアルバムで、アメリカ盤の発売順に並べられ、すべて発売時のカップリングで収録されています。DISC79〜81はグールドの語りを収録した音源。いずれももともと特典盤的な扱いで企画されたもので、DISC79『コンサート・ドロップアウト』はリスト編曲の
ベートーヴェン「運命」との組み合わせで、DISC80『ゴールドベルク変奏曲を語る』はゴールドベルク変奏曲の新録音のプロモーション用として、グールドによって企画制作されたインタビューです。DISC81には、バッハについてドイツ語で語るトラックのほか、CBSのプロモーション用非売品LP用に録音された語りも収録されています。オリジナル・アナログ・マスターから最新のDSDテクノロジーで新たにリミックス / リマスタリングが施されたため、音質も一新。また、各ディスクは初出LPの個性的なデザインを再現した紙ジャケットに収められ、416ページのオールカラー・ハードカヴァー別冊解説書(欧文のみ)とともにボックスに収められています。総重量は、驚きの5.35kgです。
このボックス・セットのほか、上記ボックス・セットの内容からインタビュー音源3枚分を除き、グールドが生前に発売を認めた全音源をハイレゾ・ファイルで収め、ピアノ型ケースに収納されたUSBと、「ゴールドベルク変奏曲」のアナログ盤2種、さらには全録音のハイライトを収めたグールドの入門CDも発売される今回のプロジェクト。なお、ボックス・セットおよびUSBには、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルから出荷される商品にのみ封入される限定特典として、日本語スペシャル・ブックレットが封入されます。ボックス・セット、アナログLP2枚、USBについては完全生産限定盤となっているため、ご予約はお早めに。
■2015年9月11日(金)発売
・『グレン・グールド・リマスタード ザ・コンプリート・ソニークラシカル・アルバム・コレクション』
81CD 88875032222 / 輸入盤
・『バッハ: ゴールドベルク変奏曲[1955年]』
アナログLP 88875091041 / 輸入盤
・『バッハ: ゴールドベルク変奏曲[1981年]』
アナログLP 88875102811 / 輸入盤
・『サウンド・オブ・グレン・グールド』
88875069952 / 輸入盤
■2015年10月30日(金)発売予定
『グレン・グールド・リマスタード ザ・コンプリート・ソニークラシカル・アルバム・コレクション』
44.1kHz / 24bit ハイレゾ・ファイルUSB
88875074755 / 輸入盤