ピンク・フロイドの
デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)が9年ぶりに発表するソロ・アルバム
『飛翔』から、新たなティーザー映像「天国への小舟(リチャード・ライトに捧ぐ) / A Boat Lies Waiting」(youtu.be/NEmDAcIYWPQ)が公開されました。“失ったのは広い海 きみのいない今 僕はひとり漂う この悲しみのゴンドラで”と歌われるこの曲は、2008年9月15日に亡くなった元ピンク・フロイドのキーボーディスト、
リチャード・ライトに捧げられたもので、ピアノとスライド・ギター、そしてコーラスの絡みがじつに美しく官能的な曲。
CS&Nの
デヴィッド・クロスビーと
グラハム・ナッシュが参加しているレコーディング風景も収められています。
映像のなかでギルモアはリチャード・ライトに想いを馳せながら「〈天国への小舟〉はずっと前に書いたピアノ曲なんだ。MDに録音してね。ひどい音質だった。今は18歳になって曲にも参加してる息子が、まだ生後数ヵ月の時だ。赤ん坊の彼の泣き声がバックに聞こえたりしてね。レコーディングでは普通は質を重視するものだ。でも いくつか質の低いものを混ぜるのを恐れてはいけない。逆にクオリティが上がることもあるんだ。ひらめきを大事にしないとね。ポリー(・サムソン)がリック・ライトに捧げる歌詞を書いた。すばらしい歌詞だ。彼が心に浮かぶようなね」とこの曲に関するエピソードを語っています。
また、同じく新作に収録される「午前5時の旋律 / 5 A.M.」のオーケストラとのレコーディング風景を収めたティーザー映像も公開中です。