9月23日(水)に発売となる、
デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)の9年ぶりのソロ新作
『飛翔』から2ndシングルとなる「Today」のメイキング映像が公開されました。この曲はギルモアのギター・カッティングが印象的なロック・ナンバー。全世界のiTunesなどでも配信中です。
映像の中でギルモアはこの曲は共同プロデューサーでもある元
ロキシー・ミュージックの
フィル・マンザネラの才能の賜物と語っています。
「〈Today〉という曲は、じつはボツにした数曲を組み合わせてフィル(・マンザネラ)が再構築して作りあげてくれた曲なんだ。僕はとっくに忘れてた曲をね。彼がいろいろ見つけてきて“いい曲だし使おうよ”“一緒にして使ったら?”と言って曲に仕上げていくんだ。これはフィルの才能だね」
また印象的なバック・コーラスは、「マイ・ワン・テンプテーション」(1989年)のヒットで知られるUKソウル・シンガーのマイカ・パリ(ミーシャ・パリス)とルイーズ・マーシャル。そのレコーディングの映像も収録されており、ギルモアはバックコーラスについても「
ピンク・フロイド時代もソロ時代もコーラスは昔から好きでね。起用したバックコーラスが大活躍した
『狂気』のようなアルバムもあったね。本当に楽しいんだ」と語っています。
「Today」は賛美歌を思わせるイントロに続いて力強いグルーヴのギター・カッティング、高揚感にあふれたキャッチーなメロディへと展開していく、ピンク・フロイド / ソロの諸作の中でももっともポジティヴな意志を感じる曲。アルバムのテーマでもある“今を生きろ”というメッセージが込められており、この曲の最後では“チャンスがあるなら 僕はもういちど同じ生き方を選ぶだろう”と歌われています。