小曽根真 2004/06/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
共に成長を続けて来たジェームズ・ジーナスと
クラレンス・ペンによる“The Trio”(写真は前作
『Reborn』)もすっかりお馴染みとなり、
小曽根真は今年でヴァーヴに移籍して10周年!! 世界的にもピアノ・トリオのお手本となりつつある“The Trio”を率いる“世界のオゾネ”、今年も新作が出ます!! 7月21日に発売となる約1年ぶりの新作
『新世界』(UCGJ-7004 ¥3,000(税込))は、彼にとっても新しい世界に踏み出す作品になっているようです!!
今回は“The Trio”に弦楽四重奏をフィーチャーした、新生“小曽根ザ・セプテット”としてのアルバム。小曽根真とも親交の深いチック・コリア&ゲイリー・バートンが、かつてECMからリリースした異色作『セクステットの為の叙情組曲』にチェロ奏者として参加し、その名を轟かせたフレッド・シェリーに協力を依頼。新進気鋭の若手ストリングス奏者をキャスティングし、本作のためだけのストリングス・カルテットが誕生!! そのアレンジもすべて小曽根が手掛けたのはもちろん、アルバムの曲もすべて彼のオリジナル曲が用意され、いつになく小曽根真のクリエイティヴな情熱が注がれた作品となっています。まるでクラシックのような厳格な雰囲気を湛えた「セプテット組曲」を筆頭に、スピード感溢れるスウィングから、しっとりと酔わすボレロまで、とにかく小曽根真の書く曲はバラエティ豊か!! これは聴いとかNIGHT!!
無限の音域と温かい感触があるアナログ・フォーマットに頑固なまでに固執して録音された本作だけに、今回はSACD2chでの発売となります!! 小曽根真が鍵盤に触れる絶妙な音や、ジェームズ・ジーナスが弦を弾く振動など、ハイブリッド盤だけに許される極上のフレイヴァーをお楽しみ下さい!!