元宝塚歌劇団・男役のトップスターが集結した音楽プロジェクト“REIJIN”。その参加メンバーから、元花組トップスターの蘭寿とむ（写真）が初のCDアルバム『L'Ange』を10月21日（水）に発表。続く11月4日（水）には、元宙組の初代トップスターとして活躍した姿月あさとのニュー・アルバム『Chante 〜シャンテ〜』がリリースされます。なお、蘭寿はアルバム収録曲であり、自身が作詞を手がけた「会えない時間」と、宝塚の大先輩でもある岩谷時子が作詞した名曲「つばさ」の2曲をカップリングし先行配信中。

　2014年、宝塚100周年の記念公演をトップとしてつとめあげ、退団後は女優として活動の場を広げている蘭寿とむのアルバムは、セルフ・プロデュースにより制作。壮大な仕上がりとなった「会えない時間」は、Every Little Thing「fragile」で〈第43回日本レコード大賞〉にて作曲賞を受賞した菊池一仁が作曲を担当。宝塚退団後、初めてJ-POPの歌詞に挑戦した蘭寿の言葉とそのイメージからドラマチックなイメージをふくらませ、完成したもの。

　また、“Chante（シャンテ）＝歌う”というタイトルに込めた想いについて、「歌詞に重みがあり、大人の香りに満ちたシャンソンの世界観を大切に、自分なりの世界観を表現してみました。どの曲も大変素敵な曲ばかりなので、ぜひ多くの方々に聴いて頂けたらうれしいです」とコメントしている姿月あさとのアルバムは、シャンソン、タンゴの名曲はもちろん、沢田研二「時の過ぎゆくままに」や秋元 康の作詞によるオリジナル曲「約束の花束」「夜明け」のセルフカヴァーなどを収録。気鋭のピアニスト三枝伸太郎によるアレンジで、全編アコースティック・アンサンブルでの同時録音が行なわれています。

　10月7日（水）には、7月に東京・渋谷公会堂で行なわれた〈REIJIN -Showa Era- コンサート〉の模様を完全収録したBlu-ray + DVDのセットもリリースに。YouTubeではダイジェスト映像が公開されています。