5年に一度ワルシャワで開催される若手ピアニストの登竜門〈ショパン国際ピアノ・コンクール〉。10月18日から始まった最終審査(ファイナル)には日本人の小林愛実を含む10名が選ばれワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団と協奏曲を演奏。日本時間の10月21日に結果が発表となり、第1位はチョ・ソンジン(Seong-Jin Cho)、第2位シャルル・リシャール=アムラン(Charles Richard-Hamelin)、第3位 ケイト・リウ(Kate Liu)、第4位エリック・ルー(Eric Lu)、第5位イーケ・(トニー・)ヤン(Yike(Tony)Yang)、第6位ドミトリー・シシキン(Dmitry Shishkin)となりました。
今回優勝したチョ・ソンジンは、韓国生まれのピアニスト。2008年に青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール(モスクワ)で第1位を受賞したほか、2009年11月には〈第7回浜松国際ピアノ・コンクール〉にて15歳での最年少優勝を果たし、審査委員長の中村紘子に「圧倒的な、桁外れの才能」と評されました。2011年6月には、ピアノ部門に強豪が並んだチャイコフスキー国際コンクールで第3位を受賞。同年11〜12月には日本での初リサイタル・ツアーを行なっています。ドイツ・グラモフォンとショパン・インスティテュートの提携により、11月6日(金)(※
日本国内盤は11月18日発売予定 / UCCG-1719)にはドイツ・グラモフォンからデビュー盤をリリース予定です。
2016年1月には〈第17回ショパン国際ピアノ・コンクール2015 入賞者ガラ・コンサート〉公演が開催。入賞者たちが
カスプシック指揮
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団と来日するこの公演は、入賞者たちの情熱を体感できる絶好の機会となっていますので、お聴きのがしなく。
[チョ・ソンジン]
1994年5月28日、韓国ソウル生まれ。6歳からピアノを始める。2005年、クフモ神童コンサート・シリーズでデビュー。
2008年に青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール(モスクワ)で第1位受賞。
2009年11月には、〈第7回浜松国際ピアノ・コンクール〉にて15歳での最年少優勝を果たし、同時に日本人作品最優秀演奏賞、札幌市長賞も受賞。審査委員長の中村紘子に「圧倒的な、桁外れの才能」と評される。
今までにチョン・ミョンフン、ゲルギエフ、プレトニョフ、マレク・ヤノフスキ等の指揮でソウル・フィル、チェコ・フィル、フランス国立放送フィル、マリインスキー管、ロシア・ナショナル、ベルリン放響、NHK交響楽団などと共演。
2011年6月、ピアノ部門に強豪が並んだチャイコフスキー国際コンクールで3位受賞。
同年11〜12月には日本での初リサイタル・ツアーを行ない、来日の度に大きく成長する演奏が絶賛を博した。
韓国でS. R. パク、S. J. シンに師事。
ソウル芸術高等学校を経て2012年10月よりパリ高等音楽院に入学。ミシェル・ベロフの元で研鑽を積んでいる。
■第17回ショパン国際ピアノ・コンクール2015
入賞者ガラ・コンサート
・2016年1月28日(木)
東京 池袋 東京芸術劇場 コンサートホール
開演 19:00
・2016年1月29日(金)
東京 池袋 東京芸術劇場 コンサートホール
開演 19:00
[出演]
第17回ショパン国際ピアノ・コンクール2015 入賞者
ヤツェク・カスプシック(音楽監督&指揮)ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団