1991年にエラート・レーベル初の日本人アーティストとしてCDデビューを果たすなど、国内外で日本を代表するチェンバロ奏者として活躍を続けている曽根麻矢子が、12月2日(水)に開催される東京・渋谷 Hakuju Hall〈ワンダフルoneアワー〉第18回に登場。とりわけバロック期のフランスで大きな影響力を誇った楽師の一族、クープラン一族による名曲を奏でます。
クラシックのコンサートといえば、夜の公演が多く、しかも2時間以上かかってしまうもの。「忙しいから難しい」「夜の外出はちょっと……」といった理由で行くことを諦めてしまう方におすすめしたいコンサート・シリーズが〈ワンダフルoneアワー〉。本シリーズは昼夜2回の公演で、かつ公演時間が1時間に凝縮された、音楽のエスプレッソと呼べるコンサートです。
今回の公演では、曽根麻矢子が気品ある演奏により、遠いバロック・ロココ時代の音楽を現代に生き生きと蘇らせます。プログラムは、フランスにおける楽師の名門であるクープラン一族のなかから、
ルイ・クープランと
フランソワ・クープラン(大クープラン)、そして
アルマン=ルイ・クープランらによる作品。繊細でありながら力強さも兼ね備えたタッチは、抜群の音響を誇るHakuju Hallで、まるで宮廷サロンのように煌びやかに響くことでしょう。宮廷にタイムスリップしたかのような贅沢なひとときへ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
photo ©Shunichi Atsumi
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第18回 ワンダフルoneアワー
曽根麻矢子 チェンバロ・リサイタル
クープラン一族の世界 今蘇る王宮の香りwww.hakujuhall.jp/syusai/38.html2015年12月2日(水)
東京 渋谷 Hakuju Hall
開演 15:00 / 開演 19:30
※昼夜2回公演
[出演]
曽根麻矢子(hc)
[曲目]
ルイ・クープラン: 組曲 ニ短調
フランソワ・クープラン: クラヴサン曲集 第1巻 第5組曲 オルドル
アルマン=ルイ・クープラン: 『クラヴサン曲集』より2.アルマンド 6.大胆 8.アルルカン、またはアダム 17.シェロン 18. 悲しむ人