GUITAR 2004/06/29掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
フランスの
M83やカナダの
マニトバなど、ここ最近になって、エレクトロニカ側から轟音ギター系インディ・ロックのムーヴメント“シューゲイザー”へと接近したサウンドを表現するバンドが増えてきましたが、その接近の扉を開いたともいえるのが、
Guitarのデビュー作『Sunkissed』(写真)。
今注目すべきドイツのエレクトロニカ系レーベル“
MORR MUSIC”より2002年に発表された同作は、幾重にも折り重ねられた轟音ギターと、日本人ヴォーカリスト、アヤコ・コバヤシらの囁くようなウィスパー・ヴォイスが融合し、シューゲイザーの雄、
マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン的な要素を基本としながらも、エレクトロニカかつポップに消化された、まさに“エレクトロニカ meets シューゲイザー”な名盤でした。
Guitarは“computer jockeys”名義でエレクトロニカのアルバムを2枚発表していた“digital jockey”と名乗るドイツ人のひとりユニットのことで、その名前にあるように、Guitarではそれまでに培ってきたエレクトロニカの手法を軸にシューゲイザー・サウンドに挑戦。劇的で壮大なスケール感が増したエレクトロ・シューゲイザー・サウンドは多くのファンを感動させ、次なるアルバムへの期待が高まっていたところへ朗報です! 衝撃のデビュー作から待つこと約2年、ついにニュー・アルバム『Honey Sky』がリリースされることになりました!
日本盤(3ECD-027 \2,625(税込))は日本先行となる6月30日にリリースされる予定で、ライナーノーツが付属される予定。今年を飾る一枚となる可能性の高い作品なだけに、是非とも皆さんもご注目のほどを! これは買い!!
(01) Escape
(02) Honeysky
(03) I Swim Alone
(04) Love Is Slow
(05) Lake Slow
(06) Free
(07) Song For A Dog
(08) Moonlight Makes Me Transparent
(09) Hearetogether
(10) Smile1