■2016年1月6日(水)発売
『Mr.タスク』Blu-ray BIXF-0179 4,800円 + 税
DVD BIBF-2920 3,900円 + 税
発売元・販売元: ハピネット
[ストーリー]
ポッドキャストを運営するウォレス・ブライトン(ジャスティン・ロング)は、取材でカナダを訪れる。とあるバーに立ち寄ったとき、航海の話を聞いて欲しいという元船乗りの老人がいることを知り、彼の家を訪ねることに。老人はハワード・ハウ(マイケル・パークス)と名乗り、手厚いもてなしを受けるウォレス。ハワードが体験した壮絶な航海の話を聞きながら紅茶に手を伸ばすが、それには睡眠薬が含まれていて、たちまち気を失ってしまう。目が覚めると車椅子に縛り付けられており、さらには足の感覚がなく、パニックになるウォレス。そこでハワードは「これから君はセイウチになるんだ。“Mr.タスク(キバさん)”」と告げる。連絡が途絶えたウォレスを心配して友人のテディ(ハーレイ・ジョエル・オスメント)と恋人のアリー(ジェネシス・ロドリゲス)はとある人物と協力し、彼の追跡を始める――。■
『Mr.タスク』でんぱ組.inc 相沢梨紗 Interview
――今回、『Mr.タスク』でジョニー・デップの実娘、リリー=ローズの吹き替えを担当されました。実写映画の吹き替えは初めてとのことですが、もともと声優を目指していたとか。「でんぱ組.incに入る前、アニソン歌手になりたかったんです。秋葉原ディアステージでお仕事をしていた頃に声優さんという仕事に憧れていて、少しその勉強をさせて頂いたりもしました。そこから色々ありまして(笑)、“でんぱ組.incではアニソン、ゲームソングを歌える”と聞いて入ることになったんです。そして、気付いたらアイドルになってました(笑)」
――アニソンを歌いたかったんですね。「2.5次元と言いますか、できるだけ2 次元に近くなりたかったんです。アイドルは3次元だと思っていたので、自分は目指すところが違うかもと、はじめは戸惑ったりもしました。でも、でんぱ組.inc は3次元ともちょっと違うので、メンバーに恵まれたなと思います」
――今回の声優体験の感想は?「すごく緊張しました。もともと映画を観るのが大好きなので、吹替の大切さは分かります。洋画を観るとき、俳優さんが外国の方で、口の動きも英語なのに、聞こえてくるのは日本語、という事に違和感を感じる事もあると思うんですよね。その違和感をどれだけ感じさせないようにできるか、凄くドキドキしましたし、緊張しました」
――リリーが演じた若い女の子は、イマドキのダルさのある女の子です。声を吹き込むうえで注意したことは?「アイドルであることは忘れようと意識しました。考えてみると、私にも彼女のようなダルさを感じている時期もあった気がするんです。それを一生懸命思い出してやりました(笑)。ファンの方には、いつもと違う雰囲気を楽しんでもらえると思います」
――『Mr.タスク』は公開時から大好きだと公言されていましたね。その声優に起用された感想は?「趣味で映画館に行っている人間が、本当に自分の好きな映画で声優に初挑戦できるなんて、と嬉しかったしビックリでした。観る前はセイウチ・ホラー・エンターテインメント?!と不思議に思いましたが、観てみたら、発想がとにかくぶっ飛んでいてハマりました。やっぱり観てみないと分からないですね。役者さんがまじめに世界観を作っているので、“これは大変な壮大なことが起きるんじゃないか”と始めはドキドキしてしまうんです。そして忘れた頃にセイウチが出てくるから、“ああ、そうだった”と(笑)」
――でもセイウチといいつつ、いわゆるB級映画でもないですよね。「そうなんです! B級だと思ってみるとビックリさせられるはずです。忘れてた頃にセイウチが登場して、凄くおかしくなっちゃうんですが、“これ笑っていいのかな、人の不幸だけどすごくおもしろいな”とも思ったり(笑)」
――アイドルの方が「ホラー映画を好き」ということへの周りからの反応はいかがでしたか?「ホラー映画は、前から大好きでよく観ていました。ただ、ファンの方もさすがに引くかもと思って言えなかったんですよね。でも今回、『Mr.タスク』観てきました!とネットで報告したら、僕もホラー好きで……みたいな方々が沢山リプを下さって。私の趣味を理解して、優しく支えて頂いているんだなと安心しました(笑)」
――でんぱ組.inc のメンバーには勧めましたか?「言いましたが、特にねむきゅん(夢眠ねむ)は血が苦手で、“わかった。梨紗の声優したところだけ、まずは観る”と。じゃあ、少しずつ観ようね、と話していますが、やっぱり怖いみたいです(笑)」
――『Mr.タスク』本編の中で特にお気に入りのシーンを教えてください。「やっぱりクライマックスですね。詳しくは言えませんが、セイウチならではの対決シーンがあって、たまらなかったです。最後には贖罪といいますか、深い意味もあるような気もしました」
――最後にリリースに向けてメッセージをお願いします。「劇場公開の時に見逃した方もいると思うので、DVDで観て感想を聞きたいです。違った見方を聞くと、また新たな映画の世界を感じられるので! それに、今(取材時)わたし『Mr.タスク』Tシャツを着てるんですが、ビジュアルも本当にお洒落なんです。DVDジャケットもかっこいいので、是非ゲットしてほしいです」