シベリウスの生誕150周年という
シベリウス・イヤーである2015年、それを記念するリリースがレーベル各社から相次いでいます。その一連のリリースの真打ちのひとつともいえる、
サー・サイモン・ラトル(Sir Simon Rattle)指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による
『シベリウス: 交響曲全集』(KKC-9137 13,000円 + 税 / 4CD + 2Blu-ray)が、11月中旬にベルリン・フィル・レコーディングスよりリリースされました。
今回の全集は、CD4枚とBlu-ray2枚がセットになった豪華パッケージで、日本語解説書付き・国内仕様盤。CD4枚に交響曲全曲が収録され、2枚のBlu-ray2には、1枚目に96kHz / 24bitのステレオ音声とサラウンド音声で交響曲全曲とボーナス・ビデオ(「サー・サイモン・ラトル、シベリウスを語る」ドイツ語字幕のみ)が、2枚目にはHDビデオで交響曲全曲が収録されています。また、192kHz / 24bitハイレゾ音源をダウンロードできるコード、さらにデジタル・コンサート・ホールの7日間チケットも特典として封入。
生誕150周年に当たる2015年、ラトルとベルリン・フィルは、交響曲全曲をツィクルス上演し、大きな成功を収めました。「ベルリナー・ツァイトゥング」紙は、「ベルリン・フィルとラトルは、彼らがシベリウスの見事な解釈者であることを示した。オーケストラがこの音楽に必要な辛口さ、力強さを備えているからである」と評しています。
「シベリウスはもっともエキサイティングで、独創的な作曲家のひとりです」とコメントするラトルは、1981〜87年にかけてバーミンガム市交響楽団とシベリウスの全集をレコーディングしており、今回が2度目の全集録音となります。ラトルは10歳で交響曲第5番を初めて聴いたとき「雷に打たれたような感動を受けた」と語っており、ベルリン・フィルとのシベリウス・ツィクルスを2002年の首席指揮者就任から希望していたとのこと。
ベルリン・フィルは長いシベリウス演奏の歴史を持ち、1902年には作曲家自身と共演もしています。ただし7曲すべての上演は、2010年のラトルとのコンサートが初めてであり、この機会には、交響曲第3番がベルリン・フィルで初演されました。今回収録された2015年の再上演は、ここでの成功を受けてのものです。
ベルリン・フィル・レコーディングスでは、今回の全集を含む3タイトルの購入者合計40名様に抽選で豪華賞品があたるキャンペーンを実施中。詳細はキングインターナショナルのウェブサイト(
www.kinginternational.co.jp/classics/kkc-9137)にてご確認いただけます。