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アレクサンダー・ハッケ(Eノイバウテン)が音楽を担当する映画「消えた声が、その名を呼ぶ」公開

アレクサンダー・ハッケ   2015/12/22 14:18掲載
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アレクサンダー・ハッケ(Eノイバウテン)が音楽を担当する映画「消えた声が、その名を呼ぶ」公開
 ドイツの若き名匠ファティ・アキン監督が、本国ドイツからキューバ、カナダ、ヨルダン、マルタの5ヵ国で行われた撮影の末に完成させた最新作「消えた声が、その名を呼ぶ」(原題『THE CUT』)が、12月26日(土)より東京・角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次ロードショー。同作の音楽を、昨年古巣「Mute Records 」よりリリースされた約7年ぶりのオリジナル・スタジオ・アルバム『Lament』が好評となっているアインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(EINSTÜRZENDE NEUBAUTEN)のメンバー、“Alexander von Borsig”ことアレクサンダー・ハッケ(Alexander Hacke)が担当。オリジナル・サウンドトラック(輸入盤)もリリースされています。

 「消えた声が、その名を呼ぶ」は、19世紀末にオスマン帝国統治下で起きたアルメニア人虐殺をストーリーのバックグラウンドに、アキン監督が西部劇クラシックスのアプローチで製作したロードムービー。これまでにも数々の映画音楽を手がけてきたアレクサンダー・ハッケは、『愛より強く』『トラブゾン狂騒曲 〜小さな村の大きなゴミ騒動〜』といったアキン作品でも音楽を担当。アキン監督はイタンブールの音楽を探求しようとするハッケの姿を捉えた音楽ドキュメンタリー作品『クロッシング・ザ・ブリッジ 〜サウンド・オブ・イスタンブール〜』を製作しており、相思相愛の間柄となっています。

 日本では伝説の廃工場ライヴでおなじみとなっているアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンの一員としてのみならす、ソロとしても精力的な活動を展開中のハッケ。「消えた声が、その名を呼ぶ」では真骨頂とも言えるノイジーなサウンドも多用。予告編でも、ドローニッシュなヘヴィ・ギターをフィーチャーした楽曲を聴くことができます。近年ではフェイス・ノー・モア『Sol Invictus』収録曲「Superhero」でのリミックスワークも話題となった彼の手腕に注目です。


©Gordon Muhle / bombero international

「消えた声が、その名を呼ぶ」
www.bitters.co.jp/kietakoe

2015年12月26日(土)
角川シネマ有楽町, YEBISU GARDEN CINEMAほか


監督・脚本: ファティ・アキン
出演: タハール・ラヒム(『預言者』『ある過去の行方』) / シモン・アブカリアン / マクラム・J・フーリ
共同脚本: マルディク・マーティン(『レイジング・ブル』)
撮影: ライナー・クラウスマン(『ヒトラー 〜最期の12日間〜』)
美術: アラン・スタースキー(『戦場のピアニスト』)
音楽: アレクサンダー・ハッケ(『愛より強く』)

原題: THE CUT
2014年 / ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・カナダ・ポーランド・トルコ / シネマスコープ / 138分
提供: ビターズ・エンド / ハピネット / サードストリート 配給: ビターズ・エンド
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