ジャンルを越えて活躍するピアニスト、
渡辺シュンスケのポスト・ジャズ・プロジェクト、
シュローダー・ヘッズ(Schroeder-Headz)が1月20日(水)に3rdアルバム
『特異点』(VICL-64512 2,400 円 + 税)をリリースします。
人類が未だ見ぬ宇宙の彼方“特異点”。その情景を想い描いた今作は、アコースティック・ピアノの鮮やかな響きと生演奏&プログラミング・ドラムのグルーヴを核に、アナログ・シンセサイザーのサウンドが温もりと彩りを添え、テクノロジーのなかにもヒューマニティが感じられるインストゥルメンタル・ミュージックとなりました。
リリース後は4月9日(土)北海道・札幌 Bessie Hallを皮切りに、全国を巡る『特異点』リリース・ツアーも予定されています。詳しくはオフィシャル・サイト(
schroeder-headz.com)にてご確認ください。
[渡辺シュンスケによるコンセプトノート]
『特異点』 / Singularity「ブラックホールの中心に存在するらしい特異点。その点だけは、物理学の基準が適応できない点であるらしい。また、人工知能(AI)の行く末が危ぶまれている昨今、“知能爆発”によって、ある瞬間に人間の知能を越えてしまう点をこう呼ぶという。どちらにしても、自分の身近な生活からは遠い話のようでもあるし、当然、専門的な知識も無いので、ぼんやりと想像するしかないのだが、なぜか興味は尽きない。音楽を楽譜に表したり、現在は主流となったPCの中のグリッド上で音楽を製作する作業は、どこか、数学や物理学によって、この我々をとりまく宇宙を解明しようとする作業に似ているのかもしれない。人の心を動かす音や、演奏が、正確には楽譜には表しきれないように、宇宙に存在するという特異点にも、けしてロジックでは推し量ることの出来ない、素敵なヒミツがあるにちがいなのである。いや、あるのだ。
ピアノとMOOGを武器に、そういった、永遠に解明できない“音楽的特異点”を追い求めて」