2004年のデビュー以来、
チャイコフスキーや
メンデルスゾーンによる主要なヴァイオリン協奏曲を次々に録音してきた
ジャニーヌ・ヤンセン(Janine Jansen)が、ついにブラームスのヴァイオリン協奏曲に挑戦した新譜
『ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 / バルトーク: ヴァイオリン協奏曲第1番』(UCCD-1424 2,600円 + 税)を1月27日(水)にリリース。共演は
アントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano)指揮ローマ・
サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団(
ブラームス)および
ロンドン交響楽団(
バルトーク)です。
これまでにバロックから近代作品まで、幅広いレパートリーを積極的にレコーディングしてきたヤンセン。いわゆる四大ヴァイオリン協奏曲(
ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキー)と呼ばれる作品のうち、ブラームス以外の協奏曲はすでにDECCAよりリリースしています。そのため、本アルバムによってヤンセンは四大ヴァイオリン協奏曲の録音をコンプリートすることになります。
本アルバムは、1727年製ストラディヴァリウス“Barrere”による瑞々しさあふれる演奏に加え、包容力のある響きを生み出すパッパーノの好サポートも印象的。カップリングは、バルトークの作品のなかでもとくに抒情的な美しさが際立つ協奏曲第1番です。なおヤンセンは2月に来日公演も予定されています。