2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝、ポロネーズ賞も同時受賞した韓国出身のピアニストの
チョ・ソンジン(Seong-Jin Cho)が、世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽のレコード・レーベルであり“イエロー・レーベル”と称されるドイツ・グラモフォンと専属契約を結びました。今年の4月にはドレスデンにおいて、チョと同じく韓国出身の
チョン・ミョンフン(Myung-Whun Chung)がタクトを振る
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団との共演による
ショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調と、ショパンのバラード全曲(4曲)を録音する予定です。
2015年11月に、同コンクールの優勝者としてドイツ・グラモフォンよりデビュー・アルバム
『感動のショパン・コンクール・ライヴ2015』をリリースしたチョ。今回の契約は、韓国のソウル・アーツ・センターで行なわれる〈ショパン・コンクール入賞者ガラ・コンサート〉の前日、2016年2月1日にソウルで正式に発表されました。ヨーロッパ、そして生まれ故郷である韓国のファンから受けた多大な支持に対しチョは「クラシック音楽において最高峰の価値とされる、この偉大なレーベルで録音できることは、私にとって本当に名誉なことです。私の心にとても近く感じる、ショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調と、4つのバラードのレコーディングで、この新しい関係を始められることを心から嬉しく思います」と語っています。