テーマを持ったリサイタルで多くの聴衆の支持を得ているピアニストの
土屋美寧子が、〈土屋美寧子 ピアノリサイタル -いつの世も喜びと悲しみは結ばれている-〉を4月22日(金)東京・赤坂 サントリーホール ブルーローズで開催します。
企画と演奏の両面から高い評価を得ている本シリーズの20回目となる今回は、
シューマン作曲『ダヴィッド同盟舞曲集』の初版に記された格言「いにしえから言われるには: いつの世も喜びと悲しみは結ばれている。喜びには謙虚であれ、悲しみには勇気を持って備えよ」をテーマに、喜びと悲しみを
ベートーヴェン、シューマン、
シューベルトの作品で表現します。
“ダヴィッド同盟”は、シューマンが考えだした想像上の盟友。「彼の結婚式前夜を祝うという設定で書かれたこの作品は、演奏を続けてゆける喜びと、これまで支えて下さった多くの方への感謝の気持ちを表わすにふさわしい作品」として選曲されました。一方、ベートーヴェンのソナタ第8番「悲愴」、シューベルトのソナタ第19番では、土屋自身が身近な人を失った喪失感や、今の世の中の悲惨な状況に対する想いが込められます。土屋は「音楽という人類共通のことばがあってこそ、時代や民族を超えて心を通わせることができる素晴らしさを、皆様と共有できるよう願っています」とコメントしています。