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Brian Eno、『LUX』以来の作『The Ship』をリリース

ブライアン・イーノ   2016/04/28掲載(Last Update:16/05/01 20:21)
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 名匠・Brian Enoが、グラミー賞ノミネート作品『LUX』(2012)以来4年ぶりとなるオリジナル・ソロ・アルバム『The Ship』をリリース。世界に先駆け、国内盤の販売がコレクターズ・エディション(BRC-505CE 2,750円 + 税)と通常盤(BRC-505 2,200円 + 税)の2形態で4月27日よりスタートしています。

 VELVET UNDERGROUND「I'm Set Free」のカヴァーが収録されていることでも話題となっている『The Ship』は、3Dレコーディング技術の実験から生まれたという組曲形式の大作。Enoのキャリアにおいて最もポリティカルな意思が込められた作品となっているほか、クレジットの最後に記された“to dawn”が亡きDavid Bowieに宛てられたものであることも明かされています。

 特殊パッケージに収められたコレクターズ・エディションには、Eno自身によるアートプリント4枚と8頁のブックレットが付属。音源も高音質のSHM-CD仕様となっています。また、タワーレコードでは「特製クリアファイル」、Amazonでは「特製ブックマーク」、HMVでは「オリジナル・ポストカード」、ディスクユニオン「オリジナル・ポスター」といった各店舗での国内盤購入特典(先着)も充実。詳しくは『The Ship』特設ページ(www.beatink.com/Labels/Warp-Records/Brian-Eno/BRC-505)にてご確認ください。


人類というのは慢心と偏執的な恐怖心(パラノイア)との間を行きつ戻りつするものらしい:我々の増加し続けるパワーから生じるうぬぼれと、我々は常に、そしてますます脅威にさらされているというパラノイアとは対照的だ。得意の絶頂にありながら、我々は再びそこから立ち戻らなければならないと悟らされるわけだ…自分たちに値する以上の、あるいは擁護しきれないほど多大な力を手にしていることは我々も承知しているし、だからこそ不安になってしまう。どこかの誰か、そして何かが我々の手からすべてを奪い去ろうとしている:裕福な人々の抱く恐怖とはそういうものだ。パラノイアは防御姿勢に?がるものだし、そうやって我々はみんな、遂にはタコツボにおのおの立てこもりながら泥地越しにお互いと向き合い対抗し合うことになる。
――Brian Eno

■2016年4月27日(水)
Brian Eno
『The Ship』

コレクターズ・エディション BRC-505CE 2,750円 + 税
通常盤 BRC-505 2,200円 + 税


[収録曲]
01. The Ship
02. Fickle Sun(i)
03. Fickle Sun(ii)The Hour Is Thin
04. Fickle Sun(iii)I'm Set Free
05. Away *
* 国内盤ボーナス・トラック
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