ニュース

浜離宮朝日ホールで作曲家 / ピアニストの野平一郎のピアノ・リサイタルが開催

野平一郎   2016/05/10 14:24掲載
はてなブックマークに追加
浜離宮朝日ホールで作曲家 / ピアニストの野平一郎のピアノ・リサイタルが開催
 日本を代表する作曲家 / ピアニストの野平一郎が浜離宮ピアノ・セレクションに初登場するリサイタル〈野平一郎 ピアノ・リサイタル
Moments musicaux〉が、6月16日(木)東京・築地 浜離宮朝日ホールで開催されます。

 野平は、古典から現代音楽にいたる幅広いレパートリーを持ち、的確な楽曲分析と色彩豊かなピアノの音色で国内外の多くの演奏家が厚い信頼を寄せる、日本を代表する音楽家のひとり。作曲家、コンサート・ピアニストとして活躍しています。

 野平は今回のリサイタルで、“小品”といわれる短い時間で完結する作品を集めて演奏。バッハベートーヴェンシューベルトから現代の作曲家クルターグや篠原 眞の最新作まで、古典から現代音楽にいたるさまざまな作曲家の小品を集め、作曲家ならではの視点で小さな作品に込められた瞬間のメッセージとその歴史を紐解いていきます。

 この公演に寄せて、野平は「今回は“小品の歴史”でプログラムを組んでみました。ソナタ等の長大な展開を必要とする作品ではなく、瞬間のメッセージ、正にシューベルトがタイトルに付けた〈楽興の時〉のように、どのように短い時間の中で作曲家が言いたいことを述べるのか、歴史を追って見てみたいと思いました。バッハは見開き2ページにどうしたら最適な音楽を展開できるのか苦労しました。ベートーヴェンの創始したバガテル、それはけっしてソナタでは見ることのできない特別な展開が待っています。〈楽興の時〉とは何と素敵なタイトルでしょう。そしてこうした古典の作曲家たちの小品の数々はドビュッシーを経て20世紀へと続いて行きます。クルタークはまさに“ミニチュアール”の巨匠。〈遊び〉からの抜粋である3つのオマージュは、極端な静と動の対比が織り込まれています。そして篠原 眞の最近作では音楽言語のさまざまな様相をとらえた24の小品が並びます。ぜひ瞬間の美を楽しもうではありませんか」とコメントを寄せています。

野平一郎 ピアノ・リサイタル Moments musicaux
www.asahi-hall.jp/hamarikyu

2016年6月16日(木)
東京 築地 浜離宮朝日ホール
開演 19:00
前売 4,500円(税込 / 全席指定)
朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990(日・祝除く10:00〜18:00)


[曲目]
J.S.バッハ: 3声のシンフォニアより 
第1番ハ長調 / 第2番ハ短調 / 第3番ニ長調 / 第5番変ホ長調 / 第6番ホ長調 / 第7番ホ短調 / 第9番ヘ短調 / 第10番ト長調
ベートーヴェン: 7つのバガテル 作品33より
第1番変ホ長調 / 第2番ハ長調 / 第3番ヘ長調 / 第7番変イ長調
シューベルト: 楽興の時D780 作品94より
第1番ハ長調 / 第3番ヘ短調 / 第4番嬰ハ短調 / 第6番変イ長調
クルターク: 3 イン メモリアム(1988-1990)
ドビュッシー: ベルガマスク組曲
1.前奏曲 / 2.メヌエット / 3.月の光 / 4.パスピエ
篠原 眞: Brevity for Piano(2015)
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015