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マイルス&グラスパー、時空を超えた共演作からジョン・スコフィールド&レディシ参加曲の試聴がスタート

ロバート・グラスパー   2016/05/11 13:58掲載
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 2016年は20世紀のジャズ・ジャイアンツ、マイルス・デイビス(Miles Davis)生誕90年にして没25年。そのメモリアル・イヤーにロバート・グラスパー(Robert Glasper)が手掛けるマイルス・トリビュート最新作『エヴリシングス・ビューティフル』(SICJ-117 2,200円 + 税)が5月25日、日本先行で発売されます。新世代ジャズ・シーンで鮮やかな活躍を続けるグラスパーが米コロンビア・レーベルのテープ保管庫でセレクトしたマイルスのオリジナル録音をベースに再創造した意欲作。アルバムはマイルス・デイビス&ロバート・グラスパーのダブル名義で、ほかにもスティーヴィー・ワンダーエリカ・バドゥビラル、フォンテ、ハイエイタス・カイヨーテローラ・マヴーラキングジョージア・アン・マルドロウイラ・Jといったマイルスの遺伝子を受け継ぐ多彩な顔ぶれのアーティストたちが参加しています。

 アルバムからジョン・スコフィールドとレディシが共演したトラック「アイム・リーヴィング・ユー」の試聴がスタート。個性派ゲスト・アーティストの中で唯一、マイルスと共演歴のあるジョン・スコフィールドが参加した原点回帰といえるナンバーで、歌詞を書いたレディシのソウルフルなヴォーカルが際立ち、濃厚なR&Bテイストを放っています。

 「マイルスが“ちょっと待て / Wait a minute!”と言ってるテープを見つけたんだ。こんな単純な言葉に彼ならではの空気感やなんとも言えないリズム感が詰まっていて、これを中心に曲を作ろうと思ったのさ」と、マイルスの会話からヒントを得て作曲したことをグラスパーは明かしています。レディシが歌詞を書き、レニー・ホワイトのドラムスをブラック・ミルクがサンプリングしたビートにのせて繰り返し挿入されるマイルスの肉声「wait a minute, wait a miniute」が、絶妙なリズムを生み出すこの曲は、マイルスとグラスパーが共演を楽しんでいるかのようです。



■2016年5月25日(水)日本先行発売
マイルス・デイビス&ロバート・グラスパー
『エヴリシングス・ビューティフル』
 
SICJ-117 2,200円 + 税

[収録曲]
01. トーキング・シット 
02. ゲットー・ウォーキン feat. ビラル 
03. ゼイ・キャント・ホールド・ミー・ダウン feat. イラ・J 
04. マイシャ feat. エリカ・バドゥ 
05. ヴァイオレッツ feat. フォンテ 
06. リトル・チャーチ feat. ハイエイタス・カイヨーテ
07. サイレンス・イズ・ザ・ウェイ feat. ローラ・マヴーラ 
08. ソング・フォー・セリム feat. キング 
09. マイルストーンズ feat. ジョージア・アン・マルドロウ 
10. アイム・リーヴィング・ユー feat. ジョン・スコフィールド&レディシ
11. ライト・オン・ブラザ feat. スティーヴィー・ワンダー 
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