最初に“ノクターン(夜想曲)”を書いた作曲家として知られるアイルランド出身の作曲家、
ジョン・フィールドの書いたノクターン全18曲を、韓国系アメリカ人ピアニストの
エリザベス・ジョイ・ロウ(Elizabeth Joy Roe)が演奏するアルバム
『フィールド: ノクターン全集』(UCCD-1428 2,800円 + 税)が5月18日(水)にデッカ・レーベルよりリリースされました。本アルバム発売を記念し、音楽ライターの高坂はる香によるWEB連載「フィールドを聴こう」もスタートし、同連載では5回にわたってフィールドのノクターン全18曲の聴きどころがアップされます。
ショパンの作品で広く知られている“ノクターン”。たゆたうようなリズムにのって美しいメロディが奏でられるノクターンは、フィールドが19世紀初頭に初めて作曲しました。1782年にダブリンに生まれたフィールドは、20歳のときにサンクトペテルブルクへ移住し、その地でピアニストとして人気を博しました。その人気ぶりは当時のロシア貴族の間で“フィールドを知らないことは罪悪”と言われるほどであり、リストもフィールドのノクターンに魅せられたひとりでした。彼は1812年に出版されたフィールドのノクターン第1番から第3番を絶賛し、さらにノクターンの楽譜校訂をも手掛けるなど、ジョン・フィールド作品の普及に尽力しました。
今回デッカから初めて発売されたフィールドのノクターン全集は、全18曲を86分超という長時間ディスク1枚に初めて収録したものであり、米ニューヨーク・タイムスから“輝かしい才能”と賞された韓国系アメリカ人ピアニスト、エリザベス・ジョイ・ロウが演奏を務めています。