マイルス・デイビス生誕90年にして没25年となるメモリアル・イヤーの2016年、
ロバート・グラスパーによるマイルス・トリビュート
『エヴリシングス・ビューティフル』(SICJ-117 2,200円 + 税)が5月25日(水)に日本先行発売。先駆けて、
エリカ・バドゥが参加したトラック「マイシャ」の先行配信がスタート。iTunes

ではこの曲が先行入手できるアルバム予約も実施されてます。
『エヴリシングス・ビューティフル』は米コロンビア・レーベルのテープ保管庫にあったマイルスのオリジナル音源をベースに再創造。ゲストに
スティーヴィー・ワンダー、エリカ・バドゥ、
ビラル、フォンテ、
ハイエイタス・カイヨーテ、
ローラ・マヴーラ、キング、
ジョージア・アン・マルドロウ、
イラJといったマイルスの遺伝子を受け継ぐ多彩な顔ぶれのアーティストたちが集結しました。
「マイシャ」はマイルスの美しいトランペット・ソロが際立つナンバーで、アルバム
『ゲット・アップ・ウィズ・イット』(1974年)に収録されたマイルス40代後半の演奏が使用されています。ジャズ、ファンク、ソウル、ロックの要素が盛り込まれたマイルス全作品の中でも人気作からの選曲で、本作ではエリカ・バドゥのひらめきで“ボサ・ノヴァ”ふうのアレンジがほどこされ、独特の浮遊感たっぷりのヴォーカルで新たな息吹が吹き込まれました。歌詞はエリカのオリジナル、演奏はエリカのヴォーカルのほか、グラスパー(key, per)、ブレイロン・レイシー(b)、そしてラシャド・スミス(per)がクレジットされています。
アルバム『エヴリシングス・ビューティフル』は、マイルスの甥で80年代にはマイルス・バンドのドラマーだったヴィンス・ウィルバーン・ジュニアのアイディアから誕生。グラスパーは「たんなるリミックス作品にはしたくなかった」と語り、マイルスから受けたインスピレーションや影響を新曲として表現しながら、マイルスを知らない人へのイントロダクションに仕上げました。テープ保管庫にあったマルチ・トラックを聴きながら、演奏だけでなく録音されていたマイルスの会話に大いに啓発されたのだそう。その会話の断片が、アルバム全体にちりばめられ、長年お蔵入りしていた音源も使用されており、往年のマイルス・ファンにとっても新たな発見と驚きにみちたアルバムです。