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一柳 慧が審査員を務める“2016年度 武満徹作曲賞”の受賞者が決定

一柳慧   2016/05/30 12:49掲載
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一柳 慧が審査員を務める“2016年度 武満徹作曲賞”の受賞者が決定
 世界中の若い世代の作曲家に創作を呼びかける“武満徹作曲賞”を核とする東京オペラシティの同時代音楽企画“コンポージアム”(造語: Composition + Symposium)。その18回目となる“2016年度 武満徹作曲賞”の受賞曲ならびに受賞者が、5月29日(日)に開催された〈2016年度武満徹作曲賞 本選演奏会〉で2016年度審査員の一柳 慧により決定しました。第1位はミヒャエル・ゼルテンライク(Michael Seltenreich, イスラエル)の「ARCHETYPE」と茂木宏文(日本)の「不思議な言葉でお話しましょ!」、第2位はパク・ミョンフン(Myunghoon Park, 韓国)の「triple sensibilities」と中村ありす(日本)の「Nacres」で、第1位と第2位が2名ずつの結果となりました。

 より創造的な音楽文化の可能性を育むため、東京オペラシティ文化財団が世界の次代を担う若い世代に新しい音楽作品の創造を呼び掛ける“武満徹作曲賞”。ただひとりの作曲家が審査員をつとめるというユニークさと、受賞者のその後の活躍などにより、世界的に知られている作曲コンクールとなっています。2016年度審査員は、現代日本を代表する作曲家のひとり、一柳 慧。今回は世界33ヵ国97作品から、2015年11月の譜面審査(作曲者名等の情報は伏せ、作品タイトルのみ記載されたスコアを使用)で4作品が選ばれ、本選演奏会で受賞者が決定しました。

 あわせて5月25日(水)に開催された一柳のオーケストラ作品演奏会〈一柳慧の音楽〉および本選演奏会はNHK-FMにより収録されており、後日放送予定。一柳の講評や受賞者のプロフィール、受賞の言葉など、詳細は東京オペラシティ文化財団のウェブサイト(www.operacity.jp/concert/award/result/result2016)で確認できます。

 なお次回の“2017年度武満徹作曲賞”は、ハインツ・ホリガー(Heinz Holliger)が審査員に迎えられ、2017年5月に開催されます。

撮影: 大窪道治 提供: 東京オペラシティ文化財団

2016年度 武満徹作曲賞
http://www.operacity.jp/concert/award/result/result2016/
[本選演奏会]
2016年5月29日(日)東京 初台 東京オペラシティ コンサートホール
川瀬賢太郎指揮東京フィルハーモニー交響楽団

[受賞者]
第1位: ミヒャエル・ゼルテンライク(イスラエル)
「ARCHETYPE」 (賞金80万円)
第1位: 茂木宏文(日本)
「不思議な言葉でお話しましょ!」 (賞金80万円)
第2位: パク・ミョンフン(韓国)
「triple sensibilities」 (賞金70万円)
第2位: 中村ありす(日本)
「Nacres」 (賞金70万円)

コンポージアム2016「一柳慧の音楽」
NHK-FM「ベスト オブ クラシック」
毎週月曜〜金曜 19:30〜21:10
放送日未定
www4.nhk.or.jp/bescla

コンポージアム2016「2016年度武満徹作曲賞本選演奏会」
NHK-FM「現代の音楽」
毎週日曜 / 8:10〜9:00
放送日未定
www4.nhk.or.jp/P446
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