華やかなステージと聴き手をホッとさせるトークで人気を集めるヴァイオリニストの
奥村 愛(写真右)が、近年取り組んでいる親子向けコンサート〈キッズのためのはじめての音楽会〉を東京・築地 浜離宮朝日ホールで7月30日(土)に開催。
本公演は0歳児から入場でき、3歳未満の子供であれば、大人1席ぶんで子供1名は膝上での鑑賞が可能。もし子供がぐずってしまっても演奏中の出入りは自由で、座席から離れて通路に立ってあやしながら聴くこともできます。授乳スペース、おむつ替えスペースも用意されており、開場時と休憩時はホール内での飲食も可能です。
自身も一児の母である奥村がプロデュースし、2008年から実施されている〈キッズのためのはじめての音楽会〉。浜離宮朝日ホールでは2009年より夏の時期に開催され、近年は弦楽四重奏、パーカッション、ピアノの編成でクラシック音楽を中心に、間に弦楽器や打楽器を紹介するコーナーや一緒に童謡を歌うコーナー、クイズコーナーを設けるなど飽きさせない構成となっています。くまのキャラクター“おんのすけ”(写真左)が登場すると子供たちのテンションもマックスに。“おんのすけ”は子供たちの視点で、手拍子で参加したりする役割を担います。
本公演について、奥村は「娘が小さい時、幼稚園でお母さんたちとの話で、クラシック音楽を子供に聞かせてみたいけれど、うちの子はきっと静かに聞けないしまだ無理だと思うから、なかなか……という声がありました。長年保育園、幼稚園でのアウトリーチ活動やキッズコンサートをしてきて思うことは、子供はとても素直に音楽に反応し、大人が思うよりもずっと集中して音楽を聴いているということ。最初はきちんとできなくても、一緒にマナーを覚えながら音楽を楽しんでもらえたら嬉しいです。小さな頃のコンサート体験が、次の音楽体験へつながったらよいなと思っています」と自身のエピソードを交えたコメントを寄せています。
2014年の公演から