最高画質リマスター版でのBlu-ray化を実現すべく「MotionGallery」(
motion-gallery.net/projects/crazy_thunder_road)でクラウドファンディングをスタートすると開始12日目には目標金額の400万円を達成、現在はストレッチゴールとして“劇場上映”を目指し、新たに550万円を目標に支援を呼びかけている、映画『狂い咲きサンダーロード』(1980年公開 / 監督:
石井岳龍)。7月15日(金)にはBD化イベント第3弾となる〈爆裂トーク祭〉が東京・渋谷 LOFT9 Shibuyaで行なわれ、石井岳龍監督をはじめ、特別ゲストとして『シン・ゴジラ』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の
樋口真嗣監督、特撮監督の
尾上克郎、そしてお笑い芸人の
永野が出演しました。
「マッドマックスより、普通に、仁さんが好っき〜! ランボーより、普通に、仁さんが好っき〜!」と、『狂い咲きサンダーロード』の主人公をフィーチャーしたネタを披露し会場を沸かせた永野は、本作を初めて観たのは18歳のときだったそうで、故郷である宮崎県から東京に出てきて“ヤバイものを知りたい”という時期だったとか。「高円寺のビデオ屋に行ったら、カルト映画のコーナーがあって、
『ピンク・フラミンゴ』や
『エル・トポ』と一緒に並んでたんですよ。正直、初めて観たときは意味が分からなかったんです。でも芸人として全く売れなかった21年間、気合いを見れるために何度も観ました」など、作品との出会いと、その後の付き合いについて紹介。
「(自身の)ライヴの最後で勝手にエンドロールを流して“全国の爆走少年へ”って書いたりしました」「とにかくアクションを真似しました。ガムの噛み方とか。人間、ガムをここまで大げさにガムを噛めるのかっていう噛み方ですよね」と語り、思わず石井監督も「本物のファンだ」と漏らすなど、作品への愛情を伝えた永野。「さんまのお笑い向上委員会」に出演が決まった際には、「ほとんど台本も無しなんで、“やってやろうじゃねーの!”と意気込んで『狂い咲きサンダーロード』を観ましたね。観ないと、とてもさんまさんの前にいけないですもん。僕は、映画だと思ってないですよ。クスリだと思ってます! ドーピング映画です!」など、その“効能”についてもレコメンド。
「今日のイベントは熱心なファンが集まるから“俺なんかでいいのか”と心配してたんです。でも、いや待てよ、考えてみれば、俺も相当好きだし“勝てるな”と思った」という告白について、石井監督から「永野さんは、ルックスからは狂い咲きファンだと思えなかった。でも、心強い友達ができた。完全に狂い咲きファミリーですね!」との言葉をもらった永野、石井監督と並んでの写真撮影では「どんどん撮ってー! 遺影にするから!」と笑顔で宣言、イベントを大いに盛り上げました。