2017年に開園100周年を迎える東京・吉祥寺の名勝「井の頭恩賜公園」。これを記念し、同園と吉祥寺の街を舞台に『5windows』の
瀬田なつき監督が描く音楽青春映画『PARKS』(
parks100.jp)の製作がスタート。来春予定の公開に先立ち、9月10日(土)に東京・吉祥寺 STAR PINE'S CAFEにて映画制作記念イベント〈MUSIC with FILMS〉が開催されます。
音楽監修を
トクマルシューゴが務める『PARKS』には、多くのミュージシャンが劇中曲に参加予定。〈MUSIC with FILMS〉では、映画への出演が決定している
井手健介と母船、井の頭レンジャーズ、
NRQがライヴ・パフォーマンスを披露。各出演者がセレクトする映画音楽のカヴァー演奏も予定されているほか、瀬田なつき監督を交えた“音楽 x 映画 トークショー”も実施。音楽ファン、映画ファン双方が楽しめる内容となっています。
なお同イベントは映画の公開に向けて、第2弾以降も順次開催予定。詳しくは「boid」オフィシャル・サイト(
www.boid-s.com)にてご確認ください。
世界を公園化する映画 / 音楽
吉祥寺と井の頭公園から生まれた映画『PARKS』は、その名の通り公園の映画である。
さまざまな人が集まりいくつもの歴史が積み重なり、数え切れない思い出と計り知れない未来への夢が交錯する公園は、そこに集まった人や時間や夢の数だけの映画を生み出すことになるはずだ。『PARKS』はそのひとつであり、同時進行で作られているフリーペーパー『PARKS』もまた、そのひとつである。そして数多くのミュージシャンが参加して作られる映画『PARKS』のサウンドトラックもまた、そのひとつである。そしてそのサウンドトラックアルバムもまた『PARKS』と名付けられることになるだろう。そうやって世界中に『PARKS』が増殖する。そして映画を作ることも観ることも音楽を作ることも聴くことも、すべてが今ここで生きていることと繋がっていく。そんな境目をなくしただらしなくも清々しい日々を夢想する中で、今回のライヴ企画も生まれたのだった。これもまた『PARKS』のひとつである。映画と音楽と生きること(LIVE)。サウンドトラックに参加したミュージシャンたちがそれぞれの音楽によってさらなる『PARKS』を作り上げる。そんなひととき。映画はただそれ単独でできているわけではないという当たり前の事実とともに、さまざまな時間と記憶と希望を育んでいけたらと思っています。――樋口泰人(boid主宰 / 『PARKS』宣伝・配給プロデューサー)