今年1月にオリジナル・アルバム
『ブラック・スター』を発表。その直後に亡くなってからも、2017年に東京での回顧展〈DAVID BOWIE is デヴィッド・ボウイ大回顧展〉の開催が決定するなど、話題の続く
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)。昨年発売された彼の初期の音源をまとめるCD12枚組の
『ファイヴ・イヤーズ 1969-1973』に続くボックス・セット、『Who Can I Be Now?(1974-1976)』(輸入盤)が9月23日(金)に発売されます。日本盤のリリースは未定。
アルバム
『ダイアモンドの犬』『ヤング・アメリカン』『ステイション・トゥ・ステイション』のほか、1974年にリリースされたライヴ・アルバム
『デビッド・ボウイ・ライブ』のオリジナル・ミックスやシングル・ヴァージョン / アルバム未収録のシングルB面曲を集めた『Re: Call2』といった貴重な音源を収める本作。なんと言っても目玉は、未発表アルバム『The Gouster』(写真)のオフィシャル・リリースです。
このアルバムは、当時フィリー・ソウルに興味を持っていたボウイが、フィリー・ソウルの名曲の数々をレコーディングしていたフィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオでスタジオ御用達のミュージシャンとともに制作したもの。最終的にアルバムは
ジョン・レノンとの共作曲で初の全米1位を獲得した「フェイム」などを収録した『ヤング・アメリカ』として1975年にリリースされますが、今回リリースされる『The Gouster』には『ヤング・アメリカ』に未収録の楽曲や、未発表の別ヴァージョンを含んでいます。ジャケットには、このアルバムのために撮影されたものの、お蔵入りしたため未発表になっていた写真を使用しています。