11月11日(金)・12日(土)に東京・渋谷 Bunkamuraオーチャードホールで予定されている、先頃逝去した作曲家 / 世界的シンセサイザー・アーティスト
冨田 勲の追悼公演〈冨田勲 追悼特別公演 冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』〉の最新の公演情報詳細とメイン・ヴィジュアルが発表に。併せて本公演では『ドクター・コッペリウス』とともに、同じく
初音ミクをソリストに起用したことで大きな話題となった、2012年初演の冨田の代表作
『イーハトーヴ交響曲』が演奏されることも発表されました。
『ドクター・コッペリウス』は、今年5月5日(木)に他界した冨田が、上演を夢見て他界直前まで創作を続けていた舞台作品。他界前にストーリー原案と音楽の構想のほとんどを遺しており、冨田が長年追い求めてきた“宇宙への夢と希望”に満ちあふれた巨大なストーリーが、オーケストラとシンセサイザー、そしてバレエと3DCGを伴いながら展開されます。宇宙へ飛び立つことを夢想する主人公コッペリウスと、それを叶えるべく異界からやってきた初音ミクが織りなすストーリーとなっており、小惑星イトカワ、そしてその先の未知なる星へ、宇宙を自在に行き来しながら展開される時空を超えたスペースバレエシンフォニーです。バーチャル・シンガーの初音ミクを展開するクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の全面協力のもと、3DCGの初音ミクと生身のダンサーが共演し、冨田の集大成の舞台を彩ります。
初音ミクと共演するコッペリウス役は、ドイツ名門ジョン・クランコバレエ学校で学び、アメリカのタルサバレエ団を経て日本に活動の場を移したダンサー、風間無限に決定。振付は、コンテンポラリー・ダンサーとしても活躍し、日本人で初めてシルク・ドゥ・ソレイユにダンサーとして出演した辻本知彦が担当します。音楽は、オペラやバレエの分野で目覚ましく活躍する指揮者の
渡邊一正のタクトのもと、渡邊が2015年4月からレジデント・コンダクターを務めている
東京フィルハーモニー交響楽団が演奏します。