芥川賞作家・
高井有一による同名小説を映画化した『この国の空』(2015年)で約18年ぶりに監督を務めた脚本家・
荒井晴彦が〈第32回あきる野映画祭〉にて斎藤耕一賞を受賞しました。受賞について荒井監督は、「斎藤監督の映画は、
『小さなスナック』、
『落葉とくちづけ』をリアルタイムでよく観ていました。斎藤監督は“日本の
クロード・ルルーシュ”と呼ばれ、そんな監督のお名前がついた賞を頂くのはなんだか不思議なことですが、賞は大好きなので、ありがたく頂戴いたします」とコメントしています。
〈あきる野映画祭〉を応援していた故・
斎藤耕一監督に敬意を表し、映画界の新しい才能を応援するために2011年に制定された斎藤耕一賞は、“劇場用長編作品が3本以内”の監督による作品であること、また“映像派”として活躍した斎藤監督にちなみ作品で個性溢れる映像を描いた監督を表彰するものとなっており、前年に公開された作品の中から実行委員が選定しています。
二階堂ふみ、
長谷川博己、
工藤夕貴、
富田靖子ら豪華キャストを迎え、終戦間近の東京における庶民の生活を描く『この国の空』。茨木のり子の詩「わたしが一番きれいだったとき」を引用しながら、差し迫る漠然とした不安の中から生まれた男女のえぐ味を映し出しています。
Blu-ray&
DVDには特典映像として、名シーンの舞台裏に迫るメイキングなどが収録。
©2015「この国の空」製作委員会