幅広い知識と批評眼を併せ持つ執筆活動、親近感の沸く拡張性の高い取材で支持の厚い音楽ライター・南波一海が、「T-Palette Records」をはじめとする個性派レーベルを多数擁するタワーレコード内に新レーベル「PENGUIN DISC」を設立。8月16日(火)に
Peach sugar snowの新作ミニ・アルバム
『キミと僕のwhisper』を第1弾作品としてリリースすることが決定している同レーベルが8月8日、お披露目イベントを東京・タワーレコード新宿店にて開催。当日はレーベル全体のディレクションを務める南波一海のほか現所属アーティストであるハコイリ♡ムスメ、Peach sugar snow、
RYUTistの3組も出演。トークやミニ・ライヴを繰り広げました。
冒頭では南波一海がレーベルの設立を宣言。平日昼の時間帯にも関わらず200名超の観客が詰め掛けたことに対する弄りを交えながら挨拶。
続いて、南波一海著作
「ヒロインたちのうた〜アイドル・ソング作家23組のインタビュー集」(音楽出版社刊)ではカヴァー・モデルを務めた菅沼もにかも在籍する(当日菅沼もにか、鉄戸美桜はスケジュールの都合上欠席)アイドルユニット“ハコイリ♡ムスメ”が登場。2015年 / 2016年の“夏のオリジナル・ソング”計4曲を、爽やかに披露しました。
Peach sugar snowは、新メンバー・山口サララ加入後のデュオとしては初作品となる『キミと僕のwhisper』からの4曲をパフォーマンス。新体制となって日が浅いが故の緊張を時折見せながらも、堂々たるウィスパー・ヴォイスとコレオグラフで会場はアンニュイなムードに。
当初は宇野友恵と佐藤乃々子の欠席がアナウンスされていたRYUTistは、最終的に全員が新潟から駆けつけ、8月2日にリリースされた2ndアルバム
『日本海夕日ライン』からの楽曲を含む4曲を披露。慇懃キュートなMCやご当地キャラさんの紹介を交え、会場を沸かせました。
最後に再び登壇した南波一海は質疑応答の中で、「怒られるかも」と前置きをした上でイラストレーター・ナカGによるロゴ・デザインは“来るべき冬の到来”に備え、身を寄せ合う姿であることを吐露。ペンギンが背を外に向けた90sエモ・スタイルであるのも“後ろ向き”な発想だという“裏コンセプト”明かしました。レーベルの運営に関しては“武道館を目指すようなものではない”とし、あくまでも“良い音楽”の砦として機能すべきものであることを強調。また、併せてハコイリ♡ムスメとRYUTistの2マン・ライヴを9月3日(土)に新潟・SHOW! CASE!!にて開催することも発表し、全国でのライヴ展開もレーベルの意義であることを表明しました。