2013年にリリースされた『天晴（あっぱれ）～オールタイム・ベスト～』と双璧をなす、さだまさしのオールタイム“ワースト”アルバム『御乱心（ごらんしん）』が9月14日（水）にリリースされます。

　さだまさし本人の強い想いから実現したという本作は、『天晴』がファン投票で選曲されたのに対し、さだが自ら選曲を担当。1989年にフジテレビ「夜のヒットスタジオ」に生出演した際そのままレコーディングした「建具屋カトーの決心 -儂がジジイになった頃-」、“メロディ＝歌詞”という制約の中で書き上げた「シラミ騒動」（8月にライヴ録音された第三楽章形式の“組曲”で収録）、また、「歌詞の冒頭が時代に合わなくなった」とさだが「関白宣言」のパロディとして書き下ろした「関白失脚」のライヴ新録ヴァージョンなど、全11曲中7曲が新録または初CD化という貴重な逸品となっています。

　またジャケット・アートワークは、『天晴』を手がけたイラストレーター中村佑介を再び起用し、『天晴』を完全パロディ化。その仕上がりについて、中村は「今回のイラストの内容は、基本的に『天晴（あっぱれ）』の自己パロディです。アルバム『御乱心～オールタイム・ワースト～』のイメージ通りに、色もモチーフも賑やかな様子で“遊び”をテーマに、収録曲全てのモチーフを入れてみました。ちなみに、掛け軸の前に飾られている花はスイセンノウで、花言葉は“ユーモア”です」と語っています。