約2年ぶりとなる5thアルバム
『Vキシ』が、オリコンウィークリーチャート7位、ビルボード総合チャート3位、iTunesウィークリーアルバムチャートでは1位とヒットを記録中の
レキシのツアーファイナル公演〈レキシツアー 遺跡、忘れてませんか?〜大きな仏像の下で〜〉が、8月17日(水)に東京・日本武道館にて開催されました。
昨年末、両国国技館で千秋楽を迎え、大盛況で幕を閉じたツアー〈IKEMAXTHEATER〉以来、約7ヶ月ぶりとなった今回の全国ツアーは、7月1日の福岡サンパレス公演を皮切りに9都市10公演にわたって開催されました。また、レキシの日本武道館公演は前作4thアルバム『レシキ』のリリースツアー千秋楽公演以来2年ぶりの公演でした。
当日の日本武道館は、超満員の1万2千人を動員。ステージは、黄金色の稲穂の書割に、「レキシツアー 遺跡、忘れてませんか?〜大きな仏像の下で〜」と銘打たれたツアータイトル通り、アフロヘア&ヒゲスタイルの高さ4メートルを超える巨大な仏像が中央に鎮座。
ライヴの1曲目はアルバム『Vキシ』でもオープニングを飾る「牛シャウト!」。ゲストに忍者の衣装をまとったレキシネーム“シャカッチ”こと
ハナレグミをゲストに招き、オープニングナンバーからステージを上手から下手へと走り抜け、大盛り上がりの幕開け。続く2曲目「大奥〜ラビリンス〜」では、定番のファンクナンバーに会場全体が横揺れさせると、3曲目では、前作アルバム「レシキ」より、「年貢foryou」を披露。ステージから俵を取り出すと、曲とともに客席で俵リレーを開始。間奏で俵がまだ客席の前方にあるのを確認すると、曲を延ばして俵が少しでも多くの人に行き渡るようアドリブで曲を長くしていきます。7曲目の「KMTR645」(読み:カマタリロクヨンゴ)では、アルバムにて同曲に参加している“ネコカミノカマタリ”こと
キュウソネコカミが、仏像の中からゲストで登場。他のメンバーが袴姿の中、Vo&Gtのヤマサキセイヤはイルカの着ぐるみで登場。曲前にトークなどでたっぷりと盛り上がった後、疾走感あふれるロックナンバーで会場を沸かせました。
続いては、昨年シングルでリリースされた
「SHIKIBU」を9曲目に披露。こちらも同作品に参加した“阿波の踊り子”こと
チャットモンチーがレキシと同じ十二単風衣装をまとい登場、さらに同曲のミュージックビデオに出演している“劇団シキブ”こと俳優の
八嶋智人がシークレットで登場。チャットモンチーのヴォーカルとともに、八嶋もダンスで会場を盛り上げました。ライヴ本編のラストから2曲目、「最後の将軍」のイントロが始まり、御題所様風な衣装に身を包んだ“森の石松さん”こと
松たか子が登場すると会場の興奮は最高潮に。レキシとともに「最後の将軍」を熱唱し、圧倒的なヴォーカル力でオーディエンスを魅了。さらには本編最後の曲となる「きらきら武士」にも参加し、レキシとともに扇子で会場を煽り、最高の盛り上がりで本編を締めくくりました。
アンコールの幕開けは、アニメ「一休さん」の音楽にのって、レキシとバンドメンバーが一休さん風の衣装に身を包み、ラインダンスを披露し、笑いからスタート。続いて「Vキシ」収録の「一休さんに相談だ」を一休さんスタイルでしんみりと歌い上げると、ステージ下手から屏風が登場。ここで将軍様に扮した八嶋智人が再び登場し、一休さんの名シーン「屏風の虎をだす」寸劇を繰り広げ爆笑に包まれる中、代表曲「狩りから稲作へ」を披露。会場が稲穂に包まれると、オーラスは、再び「KMTR645」のイントロがながれ、最後は今回の出演者全員がステージに登場し、3時間を超えるこの日のライブは大盛況で幕を閉じました。
■レキシツアー 遺跡、忘れてませんか?〜大きな仏像の下で〜
8月17日(水)東京・日本武道館
[セットリスト]
01. 牛シャウト!
02. 大奥〜ラビリンス〜
03. 年貢foryou
04. Let's忍者
05. 古墳へGO!
06. やぶさめの馬
07. KMTR645
08. 寺子屋FUNK
09. SHIKIBU
10. salt & stone
11. 最後の将軍
12. きらきら武士
-アンコール-
13. 一休さんに相談だ
14. 狩りから稲作へ
15. KMTR645
[バンドメンバー]
g: 健介さん格さん(奥田健介 from NONA REEVES)
pf, cho: 元気出せ!遣唐使(渡 和久 from 風味堂)
b: ヒロ出島(山口寛雄)
dr: 伊藤に行くならヒロブミ(伊藤大地)
sax, fl: TAKE島流し(武嶋 聡)
tp: 元妹子(村上 基 from 在日ファンク)
[ゲスト出演]
森の石松さん(松たか子)
阿波の踊り子(チャットモンチー)
ネコカミノカマタリ(キュウソネコカミ)
シャカッチ(ハナレグミ)
劇団シキブ(八嶋智人)
やついいちろう