NHKのEテレで10月からヨーロッパ言語講座の新シリーズ「旅するユーロ」がスタートし、その中のひとつ「旅するイタリア語」にメイン出演者として雅楽師の
東儀秀樹が登場。「旅するユーロ」シリーズの記者会見が8月18日に東京・渋谷のNHKで行なわれ、東儀秀樹のほか、「旅するドイツ語」の
別所哲也、「旅するフランス語」の常盤貴子、「旅するスペイン語」の
平 岳大の4名が集まり、それぞれの国での撮影エピソードや言葉、現地の人たちとの触れ合いなどを語りました。
「旅するユーロ」はEテレのドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語の4つのテレビ語学講座がリニューアルしたもので、それぞれのメイン登場人物がその語学を現地を旅しながら学び、彼らの姿を通じて視聴者も会話と現地での楽しみ方を学べるというもの。東儀は「旅するイタリア語」への出演のために今年6月に約3週間イタリアに滞在し、各地を回りながら、大好きなイタリア料理やクラシック・カー、美しいアートなどを楽しみながらイタリア語を学び、さらには現地でのコンサートも開催するなど充実した時を過ごしたといいます。
会見のなかで、東儀はイタリアでの収録について「昔からイタリアはファッションやクラシック・カー、アート、歴史、食べ物など本当に素敵だと思っていて。でもイタリア語を習おうとは思っていなかったんです。でも今回の旅は観光とかではなく、イタリア人の生活の中に溶け込みながら言葉を覚えていくという、これこそ僕が求めているものでした。普通の生活の中で見えてくるものこそが、本当のその国の個性ですし。イタリアでコンサートもやってきたのですが、日本人にもめずらしい雅楽の楽器を、イタリア人にイタリア語で説明するという願望が今回が叶う事が出来たので、とても意義が大きかったと思っています」と話しました。
また、歴史あるイタリアの文化や街並みについては「建物が古代の建築のものがそのまま現代にも生かされていて、これは羨ましいなぁと。日本は新しいものをどんどん作って、しかも統一感があまりなくて、機能優先でバラバラなものが立ち並んでいる。イタリアには昔の人が考え抜いた生き方のバランス、古いものを大事にしながら機能をよくしていくというバランスがあって見習うべきものだと思います」とコメント。イタリアでの収録は本当に楽しかったようで、「大好きなイタリアだから知りたいことだらけ、喋りたいことだらけでして、今回(の番組)はまだ“初級”の段階だけど、来年また“中級”とか“上級”の番組が出来る時にはもう、(出演者は)僕しかいないでしょう!と思うくらい気持ちが入りました」と笑顔がこぼれました。
「旅するユーロ」シリーズは、NHKのEテレで10月3日(月)から順次放送が開始。東儀の出演する「旅するイタリア語」は10月4日(火)からスタートします。またシリーズの開始に先駆けて、特番「旅するユーロ 見たい!食べたい!話したい!」が9月14日(水)に放送され、出演者4人が登場して撮影時のエピソードを交えながら“旅のコトバ”をテーマにトークを繰り広げます。
■「旅するイタリア語」
2016年10月4日(火)
NHK Eテレ
0:00〜0:25 ※月曜深夜
■「旅するユーロ 見たい!食べたい!話したい!」
2016年9月14日(水)
NHK Eテレ
23:00〜23:25