『パリ、テキサス』(1984年)、
『ベルリン・天使の詩』(87年)など数多くの作品を発表してきた映画監督、
ヴィム・ヴェンダース。今年は、6人の監督が思い入れのある建築物の心の声を描き出したオムニバス・ドキュメンタリー『もしも建物が話せたら』(製作総指揮 / 監督)、アルゼンチン・タンゴの歴史的ペアの軌跡を辿る『ラスト・タンゴ』(製作総指揮)といった参加作の日本公開が続いている彼が、劇映画としては約7年ぶりとなる監督作『誰のせいでもない』(原題: Every Thing Will Be Fine)を発表。11月12日(土)より、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷などで公開されます。
カナダ・ケベック州のモントリオール郊外。作家のトーマスは恋人サラと暮らしているが、仕事がうまくいかずその関係はぎこちない。ある大雪の日、車を走らせていたトーマスは、目の前に飛び出してきた何かに驚き急ブレーキをかける。そこには車の前で虚ろに座り込んでいる幼い少年がいた――。
ジェームズ・フランコ、
シャルロット・ゲンズブール、
レイチェル・マクアダムスら実力派キャストを配し、“誰のせいでもない”とある事故が登場人物たちの人生を変えてしまうサスペンスフルなヒューマン・ドラマを描く『誰のせいでもない』。「人物の心の深い奥こそ3Dで語るにふさわしい」というヴェンダースだけに、今作では3D上映も予定されています。
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■誰のせいでもない』
11月12日(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
監督: ヴィム・ヴェンダース
脚本: ビョルン・オラフ・ヨハンセン
撮影: ブノワ・デビエ
音楽: アレクサンドル・デスプラ
出演: ジェームズ・フランコ / シャルロット・ゲンズブール / レイチェル・マクアダムス / マリ=ジョゼ・クローズ