フランシス・コッポラの愛娘で、ファッション・デザイナー兼マルチ・クリエイターでもある、ソフィア・コッポラが監督を手掛けた映画『ロスト・イン・トランスレーション』。第76回アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞したことでも知られる同映画がついにDVD化されます！

　ウィスキーのCMを撮影するために来日したハリウッドスターのボブ（ビル・マーレイ）。今ひとつうまくいかない妻から逃れる口実と、200万ドルのギャラにつられて引き受けた仕事だったが、言葉の通じない撮影現場で次第に疎外感を強めていく。一方、写真家の夫に付き添って来日した新婚のシャーロット（スカーレット・ヨハンソン）は、仕事に明け暮れる夫に見放され、ホテルの部屋に取り残されていた。居場所のない2人は偶然ホテルで出会い、打ち解け、一緒に街へ出かけるようになる……。

　東京を舞台に“現代版『ローマの休日』”とも呼べる淡く切ない大人のラヴ・ストーリーを繊細に描いた同映画。また、映画のラスト・シーンにも使用された、はっぴいえんどの「風をあつめて」などを収録したオリジナル・サウンドトラック(写真)が音楽ファンの間で話題になりました。

　今回発売されるDVD(TBD-1101 \3,990(税込))には、映像特典として、劇中でビル・マーレイがボブ役で出演したテレビ番組『Matthew's Best Hit TV』の未公開シーンや、ビル・マーレイとソフィア・コッポラの対談などを収録。また、さらにマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズが提供した新曲のうち、久々に歌声が聴けた美曲「シティー・ガール」のビデオ・クリップも収録される予定。同ビデオ・クリップにはケヴィン・シールズは出演していませんが、シャーロット役のスカーレット・ヨハンソンが雨の渋谷を散歩する風景はサウンドに非常にマッチしているので、是非ともご覧ください。発売は12月3日を予定しています。

●映像特典（予定）：
・メイキング“ロスト”オン・ロケーション（約30分）
・『Matthew's Best Hit TV』未公開シーン（約5分）
・ケヴィン・シールズ「シティー・ガール」ビデオ・クリップ
・未公開シーン（計5シーン：10分）
・ビル・マーレイ＆ソフィア・コッポラ対談（約10分）
・オリジナル予告
・インタビュー集
　他