稲垣次郎カルテットとしてデビュー後、Kansas City Bandのメンバーとしても活躍したジャズ・シンガー
沢田靖司が、稲垣次郎と
ソウル・メディアをバッキング&プロデュースに迎えて制作したジャパニーズ・ソウル / ジャズの名盤
『街は風の港』が11月9日(日)にアナログ・リイシュー。
『女友達』(1971年)、
『道祖神〜やぶにらみ民謡考〜』(1972年)といった稲垣次郎とソウル・メディア名義の作品で度々フィーチャーされ、沢田靖司のソロ・アルバムとして1972年10月にオリジナルが発売されたこの作品。入手困難なレア盤としても知られているほか、昨年初CD化された際にも話題を集めるなど高い人気を誇っています。
乾いたカッティングと跳ねるリズム隊にゴキゲンなシャウトが繰り出される「裸足の女」や、クールなストリングスで幕が開けるブルージィ・ファンク・チューン「想い出の小径」、インストのジャズ・ファンク・チューン「街角」といったオリジナル楽曲に加え、
ブルック・ベントンのヒットで知られるソウル・クラシック「レイニー・ナイト・イン・ジョージア」、
レイ・チャールズの演奏で人気を博したスタンダード・ナンバー「ジョージア・オン・マイ・マインド」などのカヴァー曲も収録。
オーティス・レディング『Otis Blue』や
アル・グリーン『Let's Stay Together』を彷彿とさせるグルーヴィな演奏と、沢田靖司の懐の深いヴォーカルが胸に沁み入る内容となっています。