ヨーロッパ諸国ならびにイスラエルからのアーティストが集う最新ヨーロピアン・ジャズの祭典〈JAZZTREFFEN 2016〉が10月6日(木)から8日(土)の3日間にわたり、東京・赤坂 ドイツ文化会館ホールにて開催されます。演奏のほかトーク・イベントも行なわれ、ヨーロッパのジャズ・シーンがいち早くチェックできそうです。
開催に先立ち、9月22日(木・祝)にはプレ・イベントとして、ドイツから来日するバルト海ギムナジウム・ビッグバンドと、法政大学ニューオレンヂスウィングオーケストラによる入場無料の学生交流コンサートを開催。ゲストとしてトロンボーン奏者の
ニルス・ラングレンも登場します。
10月の本公演には、ヒップホップ、アフロビート、レゲエの溶け合ったサウンドで魅了するドイツの新世代バンド、スリー・フォールが初来日。コンゴとドイツにルーツを持つシンガーで、パワフルで甘いヴォーカルが持ち味のメラーネが加わり、スリー・フォールに新たな色合いを添えてくれます。
イスラエルからはロック、クラシック、エレクトロ、アフリカ・中近東音楽などのジャンルを超越したアコースティックでプログレッシヴなピアノ・トリオのシャロッシュ、ノルウェーからはサクソフォン奏者かつオペラ歌手という異才ホーコン・コルンスタ、異なる編成ながらどちらもアコースティックなサウンドが持ち味のモンキー・プロットとヴィルデ&インガ、そしてフィンランドからはサン・トリオといった個性の光るアーティストたちが若い世代を代表して来日し、さまざまなスタイルのジャズの最先端を披露してくれそうです。
そしてこれらのコンサートの頂点に立つのは、ジャズ、クラシック、アヴァンギャルドが融合したスタイルで知られるピアニストの
ライナー・ブリューニングハウス。円熟したピアノ・ソロに期待が高まります。