管楽器とピアノのスーパースター集団“
レ・ヴァン・フランセ”(Les Vents Francais)が、2016年10月半ばから2年ぶりのコンサート・ツアーのために来日。これを記念し、ツアーのプログラムにも組み込まれている
ベートーヴェンの管楽器作品を収めた2016年新録音アルバム
『ベートーヴェン: 管楽器とピアノのための作品集』(WPCS-13561 2,600円 + 税)が10月12日(水)に発売されます。
レ・ヴァン・フランセは、クラリネットの
ポール・メイエ(Paul Meyer)が中心となって結成された管楽アンサンブル。メンバーはフルートの
エマニュエル・パユ(Emmanuel Pahud)、オーボエの
フランソワ・ルルー(François Leleux)、ホルンの
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Radovan Vlatković)、バソンの
ジルベール・オダン(Gilbert Audin)、ピアノの
エリック・ル・サージュ(Éric Le Sage)、メイエの6人から成り、メンバー全員が超一流のソリストでもある、いわば管楽器のドリーム・チーム。“レ・ヴァン・フランセ”の名を冠する以前に主要メンバーが参加した『プーランク: 室内楽曲全集』(1999年 RCA)は、同年の〈レコード・アカデミー賞〉大賞を獲得。それ以前からもメンバーは共演を重ねており、とりわけル・サージュ、パユ、メイエが主宰するサロン・ド・プロヴァンス国際室内楽音楽祭〈ミュジーク・ア・ランペリ〉では、ほとんどのメンバーが創設当初から20年以上にわたり同じステージに上っています。
各メンバーの多忙さもあって年間の公演数は多くないものの、2002年以来来日公演も頻繁に行なっているレ・ヴァン・フランセ。2年ぶりとなる今回の来日コンサート・ツアーでは、10月21日(金)から10月29日(土)にかけて、東京をはじめとする全国7都市で9公演を予定しています。