マイルス・デイヴィス、リー・モーガン、クリフォード・ブラウンらが主流のモダン・ジャズ・シーンにおいて、端正な顔立ちと耳なじみの良い歌声で“ジャズ界のジェームズ・ディーン”とまで呼ばれたチェット・ベイカー。映画は時代の寵児となるも、ドラッグに溺れ人生のどん底を味わったベイカーが恋人の支えにより再生するまでを描いたラヴ・ストーリー。同映画の監督 / 脚本を担当したのは、2009年にもチェット・ベイカーを題材にした短編「The Death of Chet Baker(原題)」を発表しているロバート・バドロー。イーサン・ホークのほか、カルメン・イジョゴ、カラム・キース・レニーらが出演しています。