ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者およびソロ・フルーティストを務め、ソロやアンサンブル“
レ・ヴァン・フランセ”などでも活躍する当代きってのフルート奏者
エマニュエル・パユ(Emmanuel Pahud)が、長年温め続けてきたアルバム
『C.P.E.バッハ: フルート協奏曲集』(WPCS-13563 2,600円 + 税)を11月9日(水)にリリース。共演は、
トレヴァー・ピノック(Trevor Pinnock)とカンマーアカデミー・ポツダムです。
C.P.E.バッハ(カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ)は、音楽の父
J.S.バッハの次男として音楽の道を歩んだ音楽家。フルートを演奏し、自ら作曲も手掛けた“大王”フリードリヒ二世がプロイセン皇太子であった時代からチェンバリストとして仕えており、皇太子が国王に即位したタイミングで国王に従ってベルリンへ移転。C.P.E.バッハの手によるフルート曲の約9割は、このベルリン時代に作られたもの。本アルバムでは、ベルリン時代にC.P.E.バッハが作曲したフルート協奏曲6曲のうち、1枚のアルバムに収まる3曲が選ばれています。
共演は、2011年のアルバム
『ザ・フルート・キング 〜フリードリヒ大王の無憂宮の音楽』(WPCS-50259〜60)で、ともに音楽史的視野によるアルバム作りを行なったトレヴァー・ピノック(指揮, ハープシコード)と
カンマーアカデミー・ポツダム。なお『ザ・フルート・キング 〜フリードリヒ大王の無憂宮の音楽』には、C.P.E.バッハによるフルート協奏曲 イ長調 Wq168、フルート・ソナタ イ短調 Wq132、フルート・ソナタ ト長調 Wq133が収められています。