フランスを代表するヴァイオリニストのひとり
ルノー・カピュソン(Renaud Capuçon)が、自身の40歳を記念し
『21世紀のヴァイオリン協奏曲集〜リーム、デュサパン、マントヴァーニ』(WPCS-13564 2,600円 + 税)を11月23日(水・祝)に発表。
毎年、意識的に委嘱作品に取り組んでいるカピュソン。本アルバムは、現在活躍中の3人の作曲家、
ヴォルフガング・リーム(Wolfgang Rihm)、
パスカル・デュサパン(Pascal Dusapin)、
ブルーノ・マントヴァーニ(Bruno Mantovani)にヴァイオリン協奏曲を委嘱し、1枚のアルバムにまとめたもの。
委嘱についてカピュソンは、「委嘱作品を最初に聴く時は、まるでラブレターを読む時のようにドキドキする瞬間です。私がなぜ、毎年のように委嘱作品に取り組んでいるかというと、以前、私が若い頃にクレーメルやムターが積極的に委嘱作品を演奏していることに感銘を受け、自分も現代を生きるヴァイオリニストとしての責任を果たすため、取り組むようになりました。生きている作曲家と仕事をすると、そこに“答え”があるので、まるで夢のようです。バッハに“ここはどのような意味がこめられているか?”などと尋ねるわけにはいきませんからね」と語っています。