3rdアルバム『ザ・サバーブス』（2010年）、4thアルバム『リフレクター』（2013年）が英米チャートでナンバーワンを獲得したほか、2014年の〈FUJI ROCK FESTIVAL〉では2日目（7月26日）のヘッドライナーを務めるなど、日本でも人気の高いカナダ・モントリオール出身のバンド、アーケイド・ファイア（ARCADE FIRE）。『リフレクター』を題材にしたドキュメンタリー映画にライヴ映像を加えた映像作品『リフレクター・テープス + ライヴ・アット・アールズ・コート 2014』（YMBA-10686〜7 5,000円 + 税）が2017年1月25日（水）に発売されることが決定しました。

　2015年のトロント映画祭で公開された「リフレクター・テープス」は、ビヨンセのアルバム『レモネード』に共同監督としてクレジットされているカリル・ジョセフが監督を務め、バンドの音楽性に大きな影響を与えているレジーヌ・シャサーニュのルーツであるハイチをはじめ、ジャマイカ、モントリオール、ロサンゼルス、ロンドンなど世界各地でのライヴやスタジオでのレコーディング、街の風景や人々といったシーンをコラージュしたような、ドキュメンタリー映画であり美しいアート・フィルムともいえる作品。『リフレクター』の製作過程を紐解く、興味深い内容となっています。


　映画本編に加え、ボーナス映像としてアルバム発売前にアメリカのTV番組「サタデーナイト・ライヴ」で披露した20分にわたる「ヒア・カムズ・ザ・ナイトタイム・スペシャル」のほか、「リフレクター」「ウィ・イグジスト」「アフターライフ」のミュージック・ビデオ、さらに2013年の〈YouTube Music Awards〉で披露された「アフターライフ」のライヴ映像を収録。こちらはスパイク・ジョーンズが監督を務め、ライヴ演奏をバックにグレタ・ガーウィグが登場し、生でMVを撮影していくという試みに挑んだもの。

　ディスク2には、2014年6月6日にロンドンのアールズ・コートで行なわれたライヴの模様を収録。「リフレクター」での幕開けから「フラッシュバルブ・アイズ」、そして『フューネラル』収録の「ネイバーフッド#3（パワー・アウト）」へとなだれ込む、〈FUJI ROCK FESTIVAL '14〉に近いセットリストとなっており、こちらもファン注目の内容です。