東京交響楽団が、ピアニストの
小山実稚恵を同楽団の〈ニューイヤーコンサート〉のソリストとして2018年1月公演以降毎年迎えることを発表しました。発表は1月8日・9日の〈ニューイヤーコンサート 2017〉の舞台上で行なわれ、ショパンのピアノ協奏曲第1番の演奏を終えたばかりの小山自身が、東京交響楽団桂冠指揮者
秋山和慶と公益財団法人東京交響楽団専務理事・楽団長大野順二とともに、満員の聴衆に向けて話しました。
東京交響楽団ニューイヤーコンサートは、1978年から2015年まで故・
中村紘子をソリストとして毎年開催されている(1979年は共演せず)特別演奏会。小山は、〈ショパン国際コンクール〉と〈チャイコフスキー国際コンクール〉の世界二大国際コンクールにおいて入賞した唯一の日本人ピアニストとして、人気・実力ともに日本を代表するピアニストです。
今回の発表で小山は、「このたび、東京交響楽団の伝統あるニューイヤーコンサートに、2018年以降も毎年出演させていただくことになりました。オーケストラからの思いがけないお申し出に驚きつつも、大変光栄に感じております。来年は、私が愛してやまない作品、ラフマニノフの2番の協奏曲を演奏する予定です。年初の晴れやかなコンサートで、音楽の喜びを皆様と共有出来ますことを幸せに思います」とコメントしています。
小山実稚恵(写真右) / 東京交響楽団桂冠指揮者秋山和慶(中央) / 公益財団法人東京交響楽団専務理事楽団長 大野順二(写真左)
2017年1月8日(日)サントリーホール / photo by N. Ikegami