故・
若松孝二監督(写真)の生誕80年祭が3月9日(木)から東京・新宿 SPACE雑遊で開催。イベントのメインを飾る企画として、若松監督の代表作である映画『
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2008年)の舞台化が決定しており、演出は2013年に〈日本演出者協会若手演出家コンクール〉で優秀賞・観客賞受賞を受賞した新進気鋭の演出家、シライケイタ(温泉ドラゴン)が担当します。
オーディションで選ばれた20名が出演する、舞台版『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』。映画版で最年少の赤軍兵士・加藤三兄弟の三男“元久”を当時14歳で演じ、今回の舞台でも同じ役柄を演じる
タモト清嵐、また「Amazonプライム」のTV-CMで愛犬にライオンのたてがみをプレゼントする父親役を演じた吉田悟郎も参加しています。
生誕80年祭では舞台上演のほか、ワンコイン“500円”で若松監督作品を観賞でき、併せてトークショーも行なわれる〈映画 生誕80年祭記念特別上映 若松孝二傑作選 〜運動と若松孝二〜〉、
渚ようこなどをゲストに迎える音楽ライヴ〈音楽 生誕80年祭記念イベント 〜若松映画と音楽〜〉などが予定されています。詳しくはオフィシャル・サイト(
wakamatsukoji.org)をご覧ください。
■舞台『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
2017年3月9日(木)〜22日(水)
東京 新宿 SPACE雑遊
全席自由席 日付指定 4,000円 / スペシャルトーク付き 4,500円
演出: シライケイタ
1998年、桐朋芸術短期大学演劇専攻在学中に、蜷川幸雄演出の「ロミオとジュリエット」のパリス役で俳優デビュー。その後数々の舞台、テレビ、CMに出演。2011年より劇作と演出を開始。温泉ドラゴンの座付き作家・演出家として数々の作品を発表。生と死を見つめた骨太な作品作りに定評があり、2015年には韓国ツアーを成功させるなど、活動は国内にとどまらない。現代の日本演劇界において最も注目を集める作・演出家の一人。日本演出者協会若手演出家コンクール2013において優秀賞・観客賞受賞。2015年、韓国のミリャン国際演劇祭において「birth」が戯曲賞受賞。日本演出者協会会員。日韓演劇交流センター理事。
■映画 生誕80年祭記念特別上映
若松孝二傑作選 〜運動と若松孝二〜
ワンコイン 500円上映 / 特別トークショー付き 1,000円
[上映予定作品]
『天使の恍惚』 / 『新宿マッド』 / 『赤軍PFLP世界戦争宣言』 / 『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』 / 『恐るべき遺産『裸の影』』 / 『聖少女拷問』 / 『キャタピラー』 / 『処女ゲバゲバ』 / 『ゆけゆけ二度目の処女』 / 『理由なき暴行』 / 『セックスジャック』 / 『胎児が密猟する時』 / 『日本暴行暗黒史 異常者の血』 / 『続日本暴行暗黒史 暴虐魔』 / 『新日本暴行暗黒史 復讐鬼』 / 『テロルの季節』 / 『海燕ホテル・ブルー』 / 『11.25自決の日三島由紀夫と若者たち』 / 『千年の愉楽』
■音楽 生誕80年祭記念イベント
〜若松映画と音楽〜
2017年3月23日(木)〜25日(土)
ゲスト: 渚ようこ ほか