チェリストの
遠藤真理が、2017年4月1日(土)より
読売日本交響楽団(読響)のソロ・チェロ奏者に就任。読響のソロ・チェロ奏者のポジションは、長らく嶺田 健(2013年9月に退団)、
毛利伯郎(2015年8月に退団)が務めており、遠藤は読響では初の女性チェロ奏者となります。
神奈川県出身の遠藤は、東京藝術大学を首席で卒業し、2007年ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学修士課程を満場一致の最高点で卒業。2003年〈日本音楽コンクール〉第1位、2006年6月〈プラハの春国際コンクール〉にて第3位(1位なし)、2008年〈エンリコ・マイナルディ国際コンクール〉第2位を獲得し、2007年に神奈川県〈文化賞未来賞〉、2009年には〈齋藤秀雄メモリアル基金賞〉を受賞しました。国内外の一流オーケストラや指揮者と共演を重ねる一方、NHK大河ドラマ『
龍馬伝』紀行の音楽やNHK-FM「きらクラ!」のパーソナリティを務めるなど、幅広く活動しています。
今回の就任に際し、遠藤は「この度、歴史ある読響に入団することになり大変光栄に思っています。[…]この一年ほどゲスト首席として演奏させていただき、沢山の曲に出会いました。指揮者の方々の表現方法を学び、オーケストラとは大きな室内楽だと実感しました。[…]団員の皆様、コンサートにお越しくださるお客様、テレビを通してお聴きくださる方々に信頼を得られるよう、全てに感謝の心を持って頑張ります」とコメントしています。
©読売日本交響楽団
■遠藤麻里
読響への主な出演
2017年4月8日(土) / 9日(日)
東京 池袋 東京芸術劇場
※ソロ・チェロ奏者として初出演
[曲目]
ハイドン: 交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」
マーラー: 交響曲第1番「巨人」
[演奏]
シルヴァン・カンブルラン指揮読売日本交響楽団
2017年7月1日(土) / 2日(日)
東京 池袋 東京芸術劇場
※ソリストとして共演
[曲目]
ドヴォルザーク: チェロ協奏曲ロ短調op.104
チャイコフスキー: 交響曲第3番ニ長調op.29「ポーランド」
[演奏]
小林研一郎指揮読売日本交響楽団 / 遠藤麻里(vc)