現代ジャズ・シーンを牽引するシンガー、ホセ・ジェイムズ（Jose James）が、最新アルバム『ラヴ・イン・ア・タイム・オブ・マッドネス』（UCCQ-1068 2,600円 + 税）の発売日である2月15日（水）に来日し、東京・渋谷 Contactで一夜限りのショウケース・ライヴを開催しました。

　これまでのジャジーなイメージから、よりR＆B / ファンク色を打ち出し、ダンサブルなビートを強調した新作『ラヴ・イン・ア・タイム・オブ・マッドネス』は日本先行でリリースされ、リリース直後に早くもiTunesの“R＆B / ソウル”ジャンルにて1位を獲得。このニュースにジェイムズは自らのSNSで「アリガト、ジャパン！」と感謝のメッセージを即時に公開。夜はファッション・ブランド「APPLEBUM」とブルーノート・レーベルによる共同開催の招待制ショウケース・イベント〈APPLEBUM x BLUE NOTE present BLUE LOUNGE〉に登場。

　イベントはアルバム収録曲「リヴ・ユア・ファンタジー」のリミックスを手掛けた新進気鋭のソウル・バンド、WONKによるステージで幕を開け、ジェイムズとも親交の深いDJ MITSU THE BEATSのプレイが続き、フロアがほどよく熱くなったところで、白いタンクトップの上にAPPLEBUMの新作ジャケットを羽織り、薄いサングラスをかけたスタイリッシュなジェイムズがステージに登場。最新アルバムからの曲を次々と演奏し、ぎっしりとフロアを埋めた観客たちを甘い歌声とダンス・ビートで魅了しました。

　MCでは「みんなに僕の特別な感謝を送りたいです。2007年に初めて日本にきたとき、DJのジャイルス・ピーターソン主催のショウケースで西麻布のイエローというクラブでパフォーマンスをしました。そのとき、日本のファンのみんなが客席から素晴らしい“愛”を僕に示してくれたんです。それまで日本には来たことなかったのに。今からもう10年くらい前のことだけど、最初から君たちは僕に“愛”を示してくれたんだ。本当に君たちは素晴らしいよ。心の底から“I LOVE YOU”を伝えます」と日本のファンへの感謝を述べ、さらに「“NO.1 R＆Bアルバム”にしてくれて本当にありがとう。夢が叶ったよ！」と、改めてファンと喜びを分かち合いました。全9曲を演奏しイベントは終了、ジェイムズの素晴らしい歌声と温かい人柄にフロア中が包まれたイベントとなりました。

写真 ©Ryota Mori