アントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano)指揮
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団との
『チャイコフスキー&プロコフィエフ: ピアノ協奏曲』(WPCS-13369)でワーナークラシックス・レーベルよりデビューした
ベアトリーチェ・ラナ(Beatrice Rana)が、同レーベルからの第2弾となる
『ゴルトベルク変奏曲』(WPCS-13634 2,600円 + 税)を3月8日(水)にリリース。
ラナは1993年、イタリアの音楽一家に生まれたピアニスト。9歳でバッハのヘ短調協奏曲のソリストとしてオーケストラと共演し、12歳では非常に早熟な才能を認められ、イタリアの権威ある奨学金を授与されました。2011年の〈モントリオール国際コンクール〉で入賞、そのほか多くのコンクールでも受賞を重ね、2013年6月にはヴァン・クライバーン国際コンクールで2位賞と聴衆賞を獲得。世界中のオーケストラと共演し、多くのホールでリサイタルを行っています。
「ゴルトベルク変奏曲」は、作曲者の
J.S.バッハ自身による表題では「2段鍵盤付きチェンバロのためのアリアと種々の変奏」と記載された作品。バッハが音楽を手ほどきしたヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクが、不眠症に悩むヘルマン・カール・フォン・カイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話から「ゴルトベルク変奏曲」の通称で知られています。その表題のとおり、2段鍵盤付きチェンバロのための作品であるものの、グレン・グールド(Glenn Gould)による録音が大ヒットして以降、数多の名ピアニストがレパートリーとして演奏するようになりました。
ラナは4月に来日。4月21日(金)&22日(土)に東京・渋谷 NHKホールでファビオ・ルイージ(Fabio Luisi)指揮NHK交響楽団と共演し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏するほか、25日(火)に東京・小石川 トッパンホールで「ゴルトベルク変奏曲」を披露する予定です。