エルヴィス・コステロとの共作曲を含む
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)の1989年作『フラワーズ・イン・ザ・ダート』が、アーカイヴ・コレクションの第10弾(
スペシャル・エディション UICY-78242〜3 3,700円 + 税 /
デラックス・エディション UICY-78247 26,000円 + 税)となって3月24日(金)に発売。これに合わせ、マッカートニーがコステロとの作業を振り返るコメントが発表されています。
コステロと作業するきっかけについては「何か想像力に富んだことを求めていて、誰かと一緒にやりたいと思っていたら、ある日、うちのマネージャーが、“エルヴィス・コステロと一緒にやるのはどうだい?”と言ってきた。それはいいと思って、“うん”と答えたら、彼(エルヴィス)がスタジオにやってきたんだ。そして2人でギターを手にして向かい合うように座った。最初に僕が彼に、“ジョンとこうやって曲を書いていた。僕が右利きで、彼が左利きで、鏡を見ているようだった”と言ったからね。本当にジョンと一緒に曲を書いていた頃と同じようにやって、1日に1曲ずつ曲ができた」と語っているほか、当時を振り返り「曲作りの作業は、スタジオの上の階でやっていたから、曲が出来上がったら、下に降りてレコーディングした。2人で、直前に曲を作った時と同じように歌いながらね。だから、未発表のままだったレコーディングもいくつかある。僕たちは、鍋から盛り付けたばかりの出来立てホヤホヤのところがいいね、と互いに言っていたんだ」とコメントしています。
コステロとの共作曲を含むアルバム収録曲の大半は、イースト・サセックス州にあるポールのホッグ・ヒル・ミル・スタジオで制作されました。このときの様子がうかがえる「マイ・ブレイヴ・フェイス(オリジナル・デモ)」が公開中です。
Photo by Linda McCartney