漫画家・
魚喃キリコの作品「
南瓜とマヨネーズ」が、『
パビリオン山椒魚』(2006年)や『ローリング』(16年)などを手がけた
冨永昌敬監督によって実写映画化され、11月に劇場公開を予定。主人公“ツチダ”役は約5年ぶりの主演となる
臼田あさ美(写真)が演じており、音楽監修・劇中歌の制作には
やくしまるえつこが起用されています。
20代半ばを迎えた、ひとりの女性が経験する切ない恋模様を描く「南瓜とマヨネーズ」。映像化にあたり、4年も前から臼田にオファーしていたという冨永監督はその理由について、「魚喃さんが描いたツチダそっくりな人を探しました。その女優はすぐに見つかりましたが、似ているのは顔だけではなかった気がします。ツチダは臼田さん以外にありえません」と語っています。
恋人のツチダに生活を支えられながら夢を追うミュージシャン志望“せいいち”役の
太賀、ツチダが再会を果たす忘れられない昔の恋人“ハギオ”役を務める
オダギリジョーほか、
浅香航大、
若葉竜也、大友 律、
清水くるみ、
岡田サリオ、
光石 研など豪華キャストと共に本作へと臨んだ臼田からは、「映画を作りました。と、こうして皆様に伝えられること、ツチダとして過ごした時間、せいちゃんが太賀さんだったこと、ハギオがオダギリさんだったこと、すべてが尊くて、大切で、嬉しいです。そして4年も前に声をかけてくださった監督の冨永さんと、やっとの想いで特別な日常を収めました。1999年の魚喃キリコさんが誕生させたツチダが2017年の今も相変わらず元気でやってます」とのコメントが寄せられています。
©魚喃キリコ / 祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会