2014年に約23年ぶりの新作『
リアリティのダンス』と、“製作されなかった映画”「DUNE」の顛末を追ったドキュメンタリー『
ホドロフスキーのDUNE』が公開され、来日も果たした
アレハンドロ・ホドロフスキー監督。その最新作「エンドレス・ポエトリー」が11月18日(土)より東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷で公開。YouTubeでは、監督から日本に向けてのメッセージ動画が公開されています。
ホドロフスキー監督の自伝的作品『リアリティのダンス』の続編となる「エンドレス・ポエトリー」は、チリの首都サンティアゴを舞台に、監督が青年時代に出会ったアーティストやパフォーマーなどとの交流を描く作品。アレハンドロ・ホドロフスキーは、「『エンドレス・ポエトリー』は、われわれを取り巻く世界に潜むマジック・リアリズムを探求します。観た人が真の自分を発見する手がかりになる、まさに“生きること”への招待ともいうべき作品です」とコメントしています。
また本作では、『
恋する惑星』(1994年)、『
天使の涙』(95年)など
ウォン・カーウァイ作品を手がけたことでも知られる
クリストファー・ドイルがホドロフスキー監督作品に初参加。撮影監督を務めています。
©Pascale Montandon-Jodorowsky
■「エンドレス・ポエトリー」
2017年11月18日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
[ストーリー]
物語は、ホドロフスキー一家が故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住するところから始まる。青年アレハンドロは、自分への自信のなさと抑圧的な両親との葛藤に悩み、この環境から脱し何とか自分の道を表現したいともがいていた。ある日、アレハンドロは従兄リカルドに連れられて、芸術家姉妹の家を訪れる。そこでは、古い規則や制約に縛られない、ダンサーや彫刻家、画家、詩人など若きアーティストたちが共に暮らしていた。彼らと接していく中でアレハンドロは、それまで自分が囚われていた檻から、ついに解放される。エンリケ・リンやニカノール・パラといった、後に世界的な詩人となる人物たちとの出会いや、初めて恋に落ちたステジャ・ディアスとの会遇によって、アレハンドロの詩的運命は、新たな未知の世界へと紐解かれていく。
出演: アダン・ホドロフスキー / パメラ・フローレス / ブロンティス・ホドロフスキー / レアンドロ・ターブ / イェレミアス・ハースコヴィッツ
監督・脚本: アレハンドロ・ホドロフスキー
撮影: クリストファー・ドイル
編集: マリリン・モンシュー
ダビング: ジャン=ポール・フリエ
ダビング補: ベンヤミン・ビヨー
録音: サンディ・ノタチアニ、グアダリュプ・カシユス
音楽: アダン・ホドロフスキー
衣装: パスカル・モンタンドン=ホドロフスキー
プロダクションデザイン: アレハンドロ・ホドロフスキー
美術: パトリシオ・アギュラー / デニス・リア=ラティノフ
美術補: 佐々木 尚
エグゼクティング・プロデューサー: アレハンドロ・ホドロフスキー / モイセス・コシオ、アッバース・ノクハステ / 浅井 隆
プロデューサー: ハビエル・ゲレロ・ヤマモト