昨年12月、55分におよぶ大作「交響曲第一番」を世に送り出したロック・バンド
くるりのフロントマン・
岸田 繁が、NHK京都放送局のニュース番組「京いちにち」のエンディング・テーマと、毎月最終火曜日にNHK-FMで放送中のくるりレギュラー番組「くるり電波」にテーマ曲をそれぞれ書き下ろしています。演奏は「交響曲第一番」の初演を担当した
京都市交響楽団。指揮は同楽団の常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー、
広上淳一。
NHK京都放送局に岸田が書き下ろしたのは、くるりの名曲「
宿はなし」のオーケストラ・ヴァージョン。さらに、京都市交響楽団との共演で岸田自らが歌う「宿はなし」の新ヴァージョンも制作されています。この曲は「京いちにち」に新設されるコーナー「京の守り人」の中でテーマ曲としてオンエア。「京の守り人」は時代とともに変わりゆく京都でこの街の未来を担う“守り人”を発掘し、末永く応援していく連続ドキュメンタリー。4月から隔週でオンエアされる新企画となっています。
NHK-FM「くるり電波」に書き下ろしたのは、題して「2017年の行進曲」。岸田いわく古典的なクラシックの作曲法とオーケストレーションの技法を強く意識したという、重厚でありながらも軽快なオープニング曲に仕上がっています。「2017年の行進曲」は3月28日(火)放送分で初オンエア。